台湾企業・ブランド完全ガイド|TSMC・鴻海・ASUS・Acerなど24社はどこの国の会社かを解説

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「TSMCはどこの国の企業?」「Acerはどこの国のメーカー?」——パソコンやスマートフォンの部品、半導体のニュースで見かける企業名の多くは、台湾の会社です。

この記事では、台湾を代表する企業24社を分野別にまとめ、それぞれが何を作っている会社なのかを解説します。

目次

結論:ここで紹介する24社はすべて台湾の企業

台湾は、半導体の製造や電子機器の受託生産で世界的な存在感を持つ国です。日本でよく名前を聞くPCメーカーから、名前は知られていなくても世界のIT産業を支える企業まで、幅広い会社が台湾に本社を置いています。

分野 主な企業
半導体(製造) TSMC、UMC、PSMC、VIS
半導体(設計) MediaTek、Novatek
半導体(後工程・検査) ASE、ChipMOS、KYEC、PTI、Chipbond
パソコン・周辺機器 ASUS、Acer、MSI、GIGABYTE
EMS・ODM(受託生産) 鴻海(Foxconn)、Pegatron、Quanta、Compal、Wistron
その他 台達電子(Delta)、中華電信、南亞塑膠、台塑石化

パソコン・周辺機器メーカー

日本の家電量販店でも製品を見かける、身近な台湾ブランドです。

企業 中国語名 特徴
ASUS(エイスース) 華碩 1989年創業。ノートPC「Zenbook」「Vivobook」、ゲーミングブランド「ROG」。マザーボードでも大きなシェアを持つ
Acer(エイサー) 宏碁 1976年創業の老舗。手ごろな価格帯のノートPCとモニターで知られる
MSI(エムエスアイ) 微星科技 1986年創業。ゲーミングノート、グラフィックカード、マザーボードが中心
GIGABYTE(ギガバイト) 技嘉科技 1986年創業。マザーボードとグラフィックカードの大手

4社とも、自作パソコンの部品からゲーミング機器まで扱う点が共通しています。日本では価格と性能のバランスで選ばれることが多いブランドです。

半導体の製造(ファウンドリ)

設計された半導体を、実際にウエハー上に作る会社です。台湾はこの分野で世界をリードしています。

企業 中国語名 特徴
TSMC 台湾積体電路製造 1987年創業。世界最大のファウンドリで、最先端の製造技術を持つ。日本の熊本にも工場を建設
UMC 聯華電子 1980年創業。世界有数のファウンドリ。成熟した製造技術の分野に強い
PSMC 力積電 メモリやパワー半導体などを手がけるファウンドリ
VIS 世界先進積体電路 ディスプレイやパワー管理向けの半導体を製造

半導体の設計

自社で工場を持たず、設計に特化する会社です。

企業 中国語名 特徴
MediaTek 聯発科技 スマートフォン向けSoC(頭脳にあたる半導体)の大手。日本で売られているスマホにも搭載されている
Novatek 聯詠科技 ディスプレイを制御するドライバICで世界大手

半導体の後工程(パッケージ・検査)

作られた半導体を切り分けて基板に載せ、動作を検査する工程を担う会社です。名前を聞く機会は少ないものの、世界の半導体産業に欠かせない存在です。

企業 中国語名 担当する工程
ASE 日月光投資控股 世界最大手の半導体パッケージ・テスト企業
ChipMOS 南茂科技 ディスプレイ向けなどのパッケージとテスト
KYEC 京元電子 半導体のテスト専業大手
PTI 力成科技 メモリを中心としたパッケージとテスト
Chipbond 頎邦科技 ディスプレイドライバICの実装技術に強い

EMS・ODM(受託生産)

他社ブランドの製品を設計・製造する会社です。スマートフォンやノートパソコンの多くが、台湾企業の手で作られています。

企業 中国語名 特徴
鴻海精密工業(Foxconn) 鴻海科技集団 世界最大のEMS。スマートフォンなどの受託生産で知られ、日本のシャープを傘下に持つ
Pegatron 和碩聯合科技 ASUSから分離した大手EMS
Quanta Computer 広達電脳 ノートパソコンの受託設計・生産で世界最大級。サーバー分野にも展開
Compal 仁宝電脳 ノートパソコンのODM大手
Wistron 緯創資通 Acerから分離したODM大手。サーバーやAI関連にも展開

その他の主要企業

企業 中国語名 事業内容
台達電子(Delta Electronics) 台達電子工業 電源装置やEV関連部品の大手
中華電信 中華電信 台湾最大の通信会社。旅行者向けのプリペイドSIMも扱う
南亞塑膠(Nan Ya Plastics) 南亞塑膠工業 台塑(フォルモサ)グループの素材メーカー
台塑石化(Formosa Petrochemical) 台塑石化 台塑グループの石油化学企業

なぜ台湾にIT企業が多いのか

台湾では1980年に新竹科学工業園区(新竹サイエンスパーク)が作られ、政府主導で半導体やエレクトロニクス産業が育てられました。TSMCやUMCもここから成長した企業です。設計・製造・後工程・組み立てを担う会社が近い場所に集まり、分業で世界のIT産業を支える形ができました。

旅行者向けの豆知識

  • 中華電信:台湾の空港で買えるプリペイドSIMの主要ブランドのひとつです。
  • 新竹:台北から台湾高速鉄道で30分ほど。半導体産業の中心地で、周辺には米粉やビーフンなどの名物もあります。
  • 台湾のPCブランド:台湾の家電量販店では、ASUSやAcerの製品を日本と違う価格で見かけます。台湾のユニクロや無印良品の価格差については台湾のユニクロは日本と何が違う?も参考にしてください。

よくある質問

TSMCはどこの国の企業ですか?

台湾の企業です。1987年創業で、半導体の受託製造では世界最大手です。

AcerとASUSはどちらも台湾のメーカーですか?

どちらも台湾のメーカーです。Acerは1976年、ASUSは1989年の創業です。

鴻海(Foxconn)は中国の会社ですか?

台湾の会社です。中国大陸をはじめ世界各地に工場を持っているため中国企業と誤解されることがありますが、本社は台湾の新北市にあります。

MediaTekは何を作っている会社ですか?

スマートフォンなどに使われるSoC(半導体)を設計している台湾の会社です。

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まとめ

TSMC、鴻海、ASUS、Acerをはじめ、この記事で紹介した24社はいずれも台湾の企業です。半導体の製造から受託生産まで、台湾企業は世界のIT産業を支える役割を担っています。台湾という国そのものについては台湾はどこの国?で解説しています。

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