この記事の要約
- 迷ったら空港MRTの直達車が基本です。運賃160元で、台北駅まで約35〜39分です。
- 深夜にMRTの終電(空港発 普通車23:35)を逃したら、24時間運行の国光客運1819が頼りになります。
- 荷物が多い、子連れ、3〜4人のグループなら、タクシーか予約制の送迎が楽です。1台あたりで考えると割高になりにくいです。
- 空港の排班タクシーはメーター料金に15%が加算され、高速道路の通行料は別にかかります。
- MRTは悠遊カードで改札を通れます。クレジットカードのタッチ決済も報道では使えるとされていますが、私は悠遊カードを1枚持っておくのをおすすめします。
桃園空港から台北市内へ行く手段は5つ
結論から言うと、選択肢は「空港MRT」「空港バス」「タクシー」「配車アプリ」「予約制の空港送迎」の5つです。安さと速さのバランスなら空港MRT、深夜ならバス、ドアツードアなら車系です。
桃園空港は、台北市の中心からおよそ40kmほど離れています。電車で30分台、車で1時間前後が目安です。どの手段も一長一短があります。
私が手段を選ぶときに見るのは、次の4点です。
- 到着時刻(終電に間に合うか)
- 荷物の量と、同行者(子ども・高齢の家族)
- 人数(1人か、3〜4人か)
- ホテルの場所(台北駅に近いか、駅から遠いか)
この4点が決まれば、答えはほぼ自動的に出ます。以下、手段ごとに特徴を見ていきます。
着陸してから入国審査と荷物の受け取りまでにかかる時間は、混雑次第で大きく変わります。私は30分〜1時間ほどを目安に見ています。終電が近い便では、この時間も計算に入れてください。入国の流れは台湾の入国審査の流れにまとめています。
空港MRT|速さと安さのバランスが一番いい
空港MRT(桃園機場捷運)は、私が最初にすすめる手段です。運賃160元で台北駅まで約35〜39分。渋滞の影響を受けないのが最大の強みです。
直達車と普通車の違い
空港MRTには「直達車(Express)」と「普通車(Commuter)」の2種類があります。運賃は同じ160元です。違いは停車駅と所要時間です。
| 項目 | 直達車 | 普通車 |
|---|---|---|
| 停車駅 | 主要駅のみ | 全駅に停車 |
| 台北駅までの所要時間 | 約35〜39分 | 約50分前後 |
| 運賃(空港〜台北駅) | 160元 | 160元 |
| 向いている人 | 台北駅へ急ぐ人 | 途中駅で降りる人、終電間際の人 |
同じ運賃なので、台北駅まで行くなら直達車を選ぶのが自然です。ホームでは車体の色や案内表示で区別できます。来た電車にとりあえず乗るより、表示を見て直達車を待つほうが早く着くことが多いです。
普通車は、林口や新荘など途中の駅に用がある人に便利です。また、終電は普通車のほうが遅いので、深夜着の人にとっての最終手段になります。
始発・終電の時刻
始発と終電は、深夜着・早朝発の人にとって一番大事な情報です。
| 区間 | 直達車 | 普通車 |
|---|---|---|
| 台北駅発の始発 | 5:30 | 6:08 |
| 空港(A13・第2ターミナル)発の終電 | 22:55 | 23:35 |
| 空港(A12・第1ターミナル)発の終電 | 22:58 | 23:37 |
第1ターミナル(A12)は、第2ターミナル(A13)発の電車が2〜3分あとに通ります。普通車は台北駅〜A12で約49〜51分という整理が複数の旅行情報で見られます。ダイヤは改正されることがあるので、出発前に桃園捷運の公式サイトで最新の時刻を見ておくと安心です。
乗り場と乗り方
空港MRTの駅は、各ターミナルの地下にあります。到着ロビーの「機場捷運/Airport MRT」の案内に従えば迷いません。
乗り方の手順は次のとおりです。
- 到着ロビーから案内に沿って地下の駅へ下りる
- 悠遊カード、タッチ決済のカード、またはトークン(片道乗車券)を用意する
- 改札にタッチして入る
- 台北駅方面のホームで、直達車の表示を確認して乗る
- 台北駅(A1)で降りる。MRT・台鉄・高鉄への乗り換えは地下通路で
台北駅の空港MRT駅は、MRTの台北車站駅から少し歩きます。大きな荷物があるなら、私は5〜10分ほど見ておきます(目安です)。台北駅周辺に泊まるなら、この移動は短く済みます。ホテル選びは台北駅周辺のホテルおすすめを参考にしてください。
帰りに便利な市区預辦登機(インタウンチェックイン)
帰国日に便利なのが、台北駅の空港MRT駅(A1)で行える市区預辦登機です。搭乗手続きと荷物の預け入れを先に済ませられます。
長榮航空の公式案内では、A1の受付は6:00〜21:30です。当日に桃園空港を出発する便が対象で、出発の3時間前までに手続きを終える必要があります。利用できる航空会社と便は限られます。自分の便が対象か、航空会社の公式サイトで確認してください。
荷物を預けてしまえば、最終日も身軽に観光できます。私はこのサービスが使えるかどうかを、帰りの手段を決める基準の一つにしています。
空港バス|深夜着の強い味方
空港バスは、24時間動いている路線があるのが強みです。深夜着でMRTの終電に間に合わない人は、まずバスを考えてください。
国光客運1819(台北駅行き)
台北駅へ向かう代表的なバスが、国光客運の1819です。24時間運行です。台北側の発着は、2025年1月から台北転運站(バスターミナル)4階の409番乗り場に移りました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運行時間 | 24時間(深夜は本数が減る) |
| 所要時間 | 約50〜70分(道路状況による) |
| 運賃 | 約130〜165元(報道では3列座席164元・4列座席133元。公式で確認) |
| 空港の乗り場 | 第1ターミナルは地下1階、第2ターミナルは1階到着ロビー付近 |
| 台北側 | 台北転運站4階・409番乗り場 |
運賃は、紹介している情報源によって数字に差がありました。報道では、3列座席と4列座席で料金が違うと案内されています。正確な金額は、国光客運の公式サイトか、乗り場の窓口で確認してください。
バスの良いところは、大きな荷物をトランクに預けられることです。乗車中は座っていられます。一方で、渋滞すると時間が読めません。平日の夕方は特に混みやすいので、夕方着ならMRTを優先したほうが無難です。
そのほかの空港バス
桃園空港からは、台北市内の各方面や、桃園・新竹方面へ向かうバスも出ています。ホテルが西門町や松山方面など、台北駅から離れている場合は、近くに停まる路線がないか探してみる価値があります。路線と時刻は、空港のバス乗り場や公式サイトで最新の情報を見てください。
タクシー|メーター+15%加算が基本
タクシーは、ホテルの玄関まで行けるのが最大の価値です。料金はメーター制で、空港の排班タクシーには15%の加算がつきます。
料金のしくみ
桃園空港で客待ちをしている排班タクシーは、桃園市の運賃に従います。報道によると、メーター料金に15%が加算されます。さらに、高速道路を使えば通行料が乗客負担になります。
台北市内までの料金は、報道や旅行ガイドで1,200〜1,900元ほどが目安とされています。目的地、時間帯、渋滞で変わります。あくまで目安として見てください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | メーター+15%加算(空港の排班タクシー) |
| 別料金 | 高速道路の通行料 |
| 台北市内までの目安 | 1,200〜1,900元前後 |
| 所要時間 | 約50〜60分(渋滞で延びる) |
| 乗り場 | 到着ロビーを出たところのタクシー乗り場(案内表示に従う) |
空港のタクシーは列に並んで順番に乗るしくみです。メーターを使わず金額を決めようとする車には乗らないほうが安全です。
カードは使える?
台湾のタクシーはカード払いに対応する車が増えています。ただし、すべての車が使えるわけではありません。私は、空港から乗るときでも現金の台湾ドルを用意しておくことをすすめます。対応車の見分け方は台湾・台北のタクシーでクレジットカードは使える?で詳しく書いています。チップは基本的に不要です。
配車アプリ|料金が乗る前にわかる
配車アプリ(Uberなど)は、乗る前に料金の目安が出るのが安心材料です。カードを登録しておけば、降りるときの支払いもいりません。
Uberの公式案内では、到着ロビーの外にある柱番号の会面点(待ち合わせ場所)で乗ります。第1ターミナルは15・17・20・23番、第2ターミナルは24・26・29番の柱です。アプリで柱番号を選んで、その場所で運転手と合流します。番号は変わることがあるので、実際にはアプリの指示に従ってください。
料金はタクシーと同じくらいか、時間帯によってはそれより高くなることがあります。旅行ガイドでは、Uberで1,400〜2,100元ほどという目安も出ていました。需要が多い時間は料金が上がる点に注意が必要です。
アプリを使うには、到着後すぐにネットにつながる必要があります。eSIMやWi-Fiの準備を先に済ませておきましょう。
予約制の空港送迎|事前に料金が決まる
予約サイトの空港送迎は、料金が前もって決まり、運転手が待っていてくれる手段です。荷物が多い人や、子連れ、グループに向いています。
料金帯の考え方
送迎は「1台いくら」で決まることが多いです。車の大きさ(セダン、7人乗り、ワゴン)で料金が変わります。台北市内までの金額は、私の見立てではタクシーと大きくは変わらない価格帯ですが、車種や時間帯で差があります。正確な金額は予約サイトで確認してください。
1人だと割高に感じますが、3〜4人で割れば、1人あたりはMRTとの差が縮まります。深夜の割増があるかどうかも、商品ごとに確認が必要です。
待ち合わせ方法
送迎の待ち合わせは、主に次の2つです。
- 到着ロビーで、名前を書いたボードを持った運転手が待つ
- 決められた会面点で合流し、アプリやメッセージで連絡を取る
合流場所はターミナルや会社によって違います。空港側の動線が変わることもあるので、実際の場所は予約した会社の案内に従ってください。
フライトが遅れたときの扱い
ここは予約前に必ず見てほしい点です。無料で待ってもらえる時間は、商品によって違います。
無料待機の時間や、それを過ぎたときの扱い(追加料金か、キャンセル扱いか)は、商品ごとに確認してください。
私が予約前に確認するのは、この3つです。
- 便名を登録すれば、遅延に合わせて迎えの時刻を調整してくれるか
- 無料待機は何分か。超えたら追加料金か、キャンセル扱いか
- キャンセルは何時間前まで無料か
予約サイトごとの違いは台湾の現地ツアー予約サイト比較で整理しています。
5つの手段の比較表
料金・時間・使いやすさを一つの表にまとめます。金額は目安です。
| 手段 | 料金の目安 | 台北駅までの時間 | 深夜 | 荷物の多さ | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 空港MRT 直達車 | 160元/人 | 約35〜39分 | 終電22:55(A13発)・22:58(A12発) | △ 自分で運ぶ | 1〜2人、台北駅周辺に泊まる人 |
| 空港MRT 普通車 | 160元/人 | 約50分前後 | 終電23:35(A13発)・23:37(A12発) | △ | 途中駅で降りる人、終電間際の人 |
| 国光客運1819 | 約130〜165元/人 | 約50〜70分 | ◎ 24時間 | ○ トランクに預ける | 深夜着の1〜2人 |
| タクシー | 1,200〜1,900元前後/台 | 約50〜60分 | ◎ | ◎ | 荷物が多い人、3〜4人 |
| 配車アプリ | タクシーと同程度〜やや高め/台 | 約50〜60分 | ○ | ◎ | 料金を先に知りたい人 |
| 予約送迎 | 車種・商品による/台 | 約50〜60分 | ○ 商品による | ◎ | 子連れ、グループ、初めての台湾 |
ざっくり言えば、人数が増えるほど車系の割高感は薄れます。逆に1人旅なら、MRTかバスが合理的です。
タイプ別の結論|あなたはこれ
ここからは、状況ごとに私のおすすめをはっきり書きます。
1人・2人で、日中〜夜に着く人
空港MRTの直達車です。160元で、時間も読めます。台北駅に着いたら、MRTやタクシーでホテルへ向かいます。台北MRTの乗り方は台北MRTの乗り方を見てください。
深夜に着く人
22時台までに空港を出られるならMRT、それより遅ければ国光客運1819です。入国審査と荷物の受け取りに時間がかかると、普通車の終電23:35にも間に合わないことがあります。
0時を過ぎる到着なら、無理に市内へ向かわず空港近くに泊まるのも一つの手です。翌朝すっきり動けます。候補は桃園空港周辺のホテル選びでまとめています。深夜でも車で行きたいなら、タクシーか、深夜対応の予約送迎を選びます。
荷物が多い人
タクシーか予約送迎です。MRTは直達車に荷物置き場がありますが、台北駅での乗り換えや地下通路の移動が負担になります。スーツケース2個以上なら、ホテルの玄関まで行ける車のほうが楽です。
子連れの人
予約送迎が私のおすすめです。チャイルドシートの手配ができる商品もあります。到着後に子どもを連れて乗り場を探す必要もありません。荷物が少なければMRTでも十分です。ベビーカーの移動を含めた台北での動き方は子連れ台北旅行ガイドを参考にしてください。
3〜4人のグループ
タクシーか予約送迎です。4人ならMRTでも合計640元かかります。車の料金を4で割ると、1人あたりの差はかなり縮まると私は見ています。荷物の量やホテルの場所しだいでは、車のほうが満足度は高いと私は考えます。5人以上なら、大きめの車の送迎を予約しましょう。
ホテルが台北駅から遠い人
台北駅から先の乗り換えが面倒なら、車系を選ぶ理由になります。逆に、台北駅や中山など空港MRTから近いエリアなら、MRTで十分です。エリアの選び方は台北ホテル完全ガイドが参考になります。
悠遊カード・タッチ決済の使い方
空港MRTは悠遊カードで改札を通れます。クレジットカードのタッチ決済も報道では対応とされています。私は悠遊カードを1枚持つ方法をすすめます。
悠遊カードで乗る
悠遊カード(EasyCard)は、台湾の交通系ICカードです。空港MRT、台北MRT、バス、コンビニで使えます。空港のMRT駅やコンビニで買えます。
使い方はシンプルです。
- 悠遊カードを買う
- 必要な金額をチャージする(空港〜台北駅の160元に加え、市内移動分も)
- 改札の読み取り部にタッチする
- 降りる駅の改札でもう一度タッチする
残高が足りないと改札で止められます。空港MRTは160元かかるので、チャージは多めにしておくと安心です。買い方とチャージ方法は悠遊カードの買い方・チャージ方法で詳しく解説しています。
タッチ決済で乗る
報道では、桃園捷運(空港MRT)はVisa・Mastercard・JCBなどのタッチ決済カードで改札を通れるとされています。ただ、桃園捷運の公式サイトで日本発行カードの可否まではっきり確認することはできませんでした。台北MRTも2026年7月から、クレジットカードのタッチ乗車を全面的に開放しました。
ただし、使えるカードの種類や、スマホのウォレットに入れたカードの扱いは、カード会社や発行国によって違うことがあります。日本で発行したカードでうまく通れない場合に備えて、悠遊カードかトークンを買える現金も持っておきましょう。また、海外での利用には為替手数料がかかることがある点も覚えておいてください。
私が悠遊カードをすすめる理由
タッチ決済は便利ですが、私は悠遊カードを1枚持つほうを選びます。理由は3つです。
- バス、コンビニ、一部のタクシーでも同じカードが使える
- 海外利用の手数料を気にせずに済む
- 万が一タッチ決済が通らなくても困らない
よくある質問
空港MRTの直達車と普通車は運賃が違いますか?
同じです。空港から台北駅まではどちらも160元です。台北駅へ急ぐなら直達車を選びましょう。
空港MRTの終電は何時ですか?
第2ターミナル(A13)発は直達車22:55・普通車23:35、第1ターミナル(A12)発は直達車22:58・普通車23:37です。ダイヤ改正があるので、出発前に公式で確認してください。
深夜0時過ぎに着いたら、どうやって市内へ行けばいいですか?
24時間運行の国光客運1819が使えます。タクシーや予約送迎も選べます。翌朝の予定に余裕がないなら、空港近くのホテルに泊まる方法もあります。
タクシーで台北市内までいくらかかりますか?
目安は1,200〜1,900元前後です。空港のタクシーはメーター料金に15%が加算され、高速道路の通行料は別にかかります。行き先と渋滞で変わります。
予約送迎でフライトが遅れたらどうなりますか?
商品ごとに違います。無料で待ってもらえる時間、便名による遅延対応、超過時の扱いを、予約前に必ず確認してください。
悠遊カードは空港で買えますか?
空港のMRT駅やコンビニで買えます。台湾到着後すぐに用意できます。
日本のクレジットカードのタッチ決済で空港MRTに乗れますか?
報道ではVisa・Mastercard・JCBのタッチ決済に対応とされていますが、日本発行カードの可否は公式で確認できませんでした。念のため悠遊カードか現金も用意してください。
帰りに台北駅で荷物を預けられますか?
台北駅の空港MRT駅(A1)で、市区預辦登機が使えます。受付は6:00〜21:30で、出発の3時間前までです。利用できる航空会社と便は限られるので、航空会社の公式サイトで確認してください。
まとめ
桃園空港から台北市内への移動は、まず空港MRTの直達車を基本に考えてください。160元で、台北駅まで約35〜39分です。
- 1〜2人で日中〜夜に着く人は、空港MRTの直達車
- 深夜着でMRTに間に合わない人は、国光客運1819か、空港近くに泊まる
- 荷物が多い人・子連れ・3〜4人のグループは、タクシーか予約送迎
- 予約送迎は、無料待機時間と遅延時の扱いを必ず確認
- 改札は悠遊カードで通るのが安心。タッチ決済を使うなら、予備を持つ
到着時刻、荷物、人数、ホテルの場所。この4つを先に決めれば、迷わず選べます。ホテルがまだ決まっていない人は、空港MRTで行きやすい台北駅周辺から探すのが、私のおすすめです。
