台湾では、一年中火鍋(鍋料理)が人気です。冬はもちろん、暑い夏でも冷房の効いたお店で鍋を囲む人が多く、街中に火鍋のお店があります。種類も多いので、旅行中に一度は試してみたい料理です。
台湾の火鍋の種類
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 麻辣鍋(マーラー鍋) | 唐辛子と花椒が効いた、しびれる辛さのスープ。辛くないスープと半分ずつの「鴛鴦鍋」も選べることが多い |
| 酸菜白肉鍋 | 発酵させた白菜の漬物と豚肉の、酸味のある鍋 |
| 小火鍋(一人鍋) | 一人ずつ小さな鍋が出るスタイル。一人旅でも入りやすい |
| 羊肉爐・薑母鴨 | 羊肉や鴨を漢方や生姜で煮込んだ、冬の定番 |
| 石頭火鍋 | 石鍋で具を炒めてからスープを入れるスタイル |
食べ放題(吃到飽)が人気
台北には食べ放題の火鍋店が多くあります。肉や海鮮、野菜を好きなだけ取れるだけでなく、アイスクリームやドリンクも食べ放題・飲み放題のお店が多いのが特徴です。
- 時間制:90分〜120分程度の時間制が一般的です。
- サービス料:会計に10%のサービス料が加わるお店が多いです。
- 予約がおすすめ:人気店は夕食時に混み合います。
台湾らしいタレ「沙茶醤」
台湾の火鍋のタレといえば沙茶醤(サーチャージャン)です。干しエビや魚などを使った、香ばしくコクのある調味料です。
タレのバーで、沙茶醤をベースに、醤油、にんにく、ネギ、パクチー、唐辛子、卵黄などを自分で混ぜてオリジナルのタレを作るのが台湾流です。
注文の流れ(一般的な例)
- スープを選ぶ(辛い・辛くない・半分ずつなど)
- 肉や海鮮、野菜を注文用紙やタブレットで選ぶ(食べ放題なら取りに行く)
- タレのバーで自分のタレを作る
- 鍋が煮えたら具を入れて食べる
値段の目安
| スタイル | 目安 |
|---|---|
| 小火鍋(一人鍋) | 1人あたり数百台湾ドル程度 |
| 食べ放題 | 1人あたり数百〜1,000台湾ドル以上 |
| 高級店 | それ以上 |
時間帯(ランチ・ディナー・週末)で料金が変わるお店もあります。
注意点
- 麻辣鍋はかなり辛い:辛いものが苦手なら、半分ずつの鍋で辛くないスープも選びましょう。
- 持ち帰りの禁止:食べ放題では残しすぎないようにしましょう。
- 冬は特に混雑:寒い日の夕食時は待ち時間が長くなります。
麻辣鍋をくわしく
台湾で特に人気が高いのが麻辣鍋です。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 麻 | 花椒(ホアジャオ)のしびれる辛さ |
| 辣 | 唐辛子の辛さ |
| スープ | 牛脂などをベースに、香辛料をたっぷり使った濃厚なスープ |
| 名物の具 | 鴨血(鴨の血の豆腐)と、スープを吸った豆腐(臭豆腐を入れるお店も) |
麻辣鍋のお店では、鴨血と豆腐が食べ放題になっているお店もあります。辛いスープがしみ込んだ鴨血は、台湾の人にとって麻辣鍋の楽しみのひとつです。
辛さのレベルを選べるお店も多いので、初めてなら「小辣(少し辛い)」から試しましょう。
具材の選び方
| 種類 | 定番の具 |
|---|---|
| 肉 | 牛肉、豚肉、羊肉、鶏肉の薄切り |
| 海鮮 | エビ、イカ、貝、魚 |
| 練り物 | 魚丸、蝦丸、蛋餃(卵の餃子) |
| 豆腐類 | 凍り豆腐、湯葉、油揚げ |
| 野菜 | 白菜、キャベツ、とうもろこし、きのこ類 |
| 麺・ご飯 | 冬粉(春雨)、ラーメン、白ご飯 |
台湾らしい具として、芋頭(タロイモ)やとうもろこし、蛋餃(卵の皮でひき肉を包んだもの)もおすすめです。
酸菜白肉鍋をくわしく
酸菜白肉鍋は、発酵させた白菜の漬物(酸菜)と、薄切りの豚肉を煮込んだ鍋です。
- 酸っぱくてさっぱりした味
- 豚肉の脂と酸菜の酸味の組み合わせ
- 北方(中国東北部)の料理がルーツとされ、台湾でも人気
麻辣鍋の辛さが苦手な人にもおすすめです。
冬の定番:羊肉爐と薑母鴨
台湾の冬には、体を温める鍋料理が人気になります。
| 鍋 | 内容 |
|---|---|
| 羊肉爐 | 羊肉を漢方の薬材と一緒に煮込んだ鍋 |
| 薑母鴨 | 鴨肉を老生姜とごま油、米酒で煮込んだ鍋。体がぽかぽかに |
これらのお店は、秋から冬の時期だけ営業するところもあります。冬の台湾旅行は台湾の12月の気温と服装もご覧ください。
一人鍋(小火鍋)の楽しみ方
台湾では、一人ずつ小さな鍋が出る小火鍋のお店がたくさんあります。
- 一人旅でも入りやすい
- それぞれ好きなスープを選べる
- 肉や野菜がセットになったメニューが多い
- 手頃な値段で、ランチにも
ご飯や麺、ドリンク、アイスが食べ放題になっているお店もあります。
火鍋店で使えるフレーズ
| 伝えたいこと | 中国語(読み方の目安) |
|---|---|
| 辛くないスープ | 不辣的湯(ブーラーダ タン) |
| 少し辛い | 小辣(シャオラー) |
| 半分ずつ(鴛鴦鍋) | 鴛鴦鍋(ユエンヤン グオ) |
| スープを足してください | 請加湯(チン ジア タン) |
| お会計お願いします | 買單(マイダン) |
ほかのフレーズは台湾旅行で使える中国語フレーズにまとめています。
火鍋のあとに
火鍋のお店の多くは、最後にアイスクリームが食べ放題になっています。辛い鍋のあとの冷たいアイスは、台湾の火鍋の楽しみのひとつです。食後は夜市を散歩するのもおすすめです。台湾の夜市完全ガイド
火鍋のお店の選び方
| タイプ | 向いている人 |
|---|---|
| 麻辣鍋の専門店 | 辛いものが好きな人、本格的な味を楽しみたい人 |
| 食べ放題のチェーン店 | たくさん食べたい人、グループ |
| 小火鍋(一人鍋)のお店 | 一人旅、手頃に食べたい人 |
| 高級火鍋店 | 上質な肉や海鮮を楽しみたい人 |
| 冬季限定の羊肉爐・薑母鴨 | 冬の台湾らしい鍋を食べたい人 |
Googleマップで「火鍋」「麻辣鍋」と検索すると、近くのお店と口コミが見つかります。
よくある質問
台湾の火鍋は一人でも食べられますか?
食べられます。小火鍋(一人鍋)のお店なら一人でも入りやすいです。
麻辣鍋はどのくらい辛いですか?
花椒のしびれと唐辛子の辛さがあり、かなり辛めです。辛さを選べるお店もあります。
火鍋のタレは何を使いますか?
台湾では沙茶醤をベースに、好みの薬味を混ぜて作るのが定番です。
火鍋は予約したほうがいいですか?
人気の食べ放題のお店は、夕食時や週末に混み合うので、予約がおすすめです。一人鍋のお店は予約なしで入れることが多いです。
子どもと一緒でも楽しめますか?
辛くないスープを選べば、子どもも楽しめます。食べ放題のお店は子ども料金を設定していることもあります。
火鍋のスープは飲んでもいいですか?
飲んでも大丈夫です。具を煮込んで味が出たスープを、最後にご飯や麺と一緒に楽しむ人も多いです。
牛肉を食べない人でも大丈夫?
豚肉、鶏肉、海鮮、野菜など、ほかの具を選べます。麻辣スープには牛脂を使うお店もあるので、気になる場合は確認しましょう。
火鍋の食べ放題の時間はどのくらい?
90分〜120分程度の時間制のお店が多いです。最後の注文の時間(ラストオーダー)も確認しておきましょう。
麻辣鍋の辛さは選べますか?
選べるお店が多いです。初めてなら「小辣(少し辛い)」から試すか、辛いスープと辛くないスープを半分ずつにした鴛鴦鍋がおすすめです。
火鍋のお店は夜遅くまで営業していますか?
深夜まで営業しているお店も多く、夜食として火鍋を楽しむ人もいます。
火鍋のお店でお酒は飲めますか?
ビールなどのお酒を出しているお店が多いです。食べ放題のお店では、ドリンクが飲み放題に含まれていることもあります。
まとめ
台湾の火鍋は、麻辣鍋や酸菜白肉鍋、一人鍋など種類が豊富で、食べ放題のお店も多いのが魅力です。沙茶醤ベースのタレを自分で作るのも楽しみのひとつ。肌寒い日の夕食にぜひ試してみてください。冬の台湾旅行は台湾の12月の気温と服装もどうぞ。
