この記事の要約
- 深夜着・早朝便なら、まず「空港の近く」か「台北市内」かを決めます。決め手は到着・出発の時刻です。
- 空港に一番近いのは、空港MRT A14a駅前のハイアット リージェンシー桃園国際空港(旧ノボテル)です。
- 空港MRTは深夜0時ごろから早朝5時台まで動きません。この時間に着くなら、空港周辺に泊まるのが一番ラクです。
- 22時前に着くなら、私は台北市内に泊まる方をおすすめします。移動は空港MRTで40分前後です。
- 時刻・送迎・料金は変わることがあります。予約前に必ず公式で確認してください。
桃園空港周辺のホテルが必要になるのはどんなときか
結論から言うと、空港周辺のホテルが向くのは「電車が動いていない時間に着く・発つ」ときです。それ以外なら、台北市内に泊まる方が観光には便利です。
桃園空港は台北市内から約40kmの場所にあります。空港MRT(機場捷運)の直達車を使えば、台北駅まで40分前後です。日中なら、空港の近くに泊まる理由はあまりありません。
一方で、次のような場面では空港周辺の宿が役に立ちます。
- 深夜23時以降に到着する便(LCCに多い時間帯です)
- 朝7時前後に出発する便で、5時台に空港へ着きたいとき
- 台湾を経由して乗り継ぎ、翌日の便を待つとき
- 子連れ・高齢の家族と一緒で、夜の長距離移動を避けたいとき
私が宿を選ぶときに最初に見るのは、航空券の時刻です。到着が何時か。出発の何時間前に空港へ着きたいか。この2つで、泊まる場所はほぼ決まります。
空港MRT・バス・タクシーの時間を先に知っておく
結論は、「空港MRTの終電は23時台、始発は5時台〜6時台」と覚えておくことです。ここが空港周辺に泊まるかどうかの境目になります。
空港MRT(機場捷運)の終電と始発
空港MRTの運営会社(桃園捷運)の公式サイトには時刻表検索があります。2026年10月時点の公式時刻表は、2026年11月30日まで有効と案内されています。それ以降の日程は、出発の数日前にもう一度確認するよう書かれています。
2026年の報道では、台北駅(A1)から第2ターミナル(A13)方面の時刻は次のとおりでした。
| 区間・種別 | 始発 | 終電 |
|---|---|---|
| A1台北駅→空港 直達車 | 5:30 | 23:00 |
| A1台北駅→空港 普通車 | 6:08 | 23:38 |
報道では、A1からA13まで直達車で約39分とされています。
同じ報道では、空港から台北駅方面の時刻も載っていました。
| 区間・種別 | 始発 | 終電 |
|---|---|---|
| A13第2ターミナル→台北駅 直達車 | 5:55 | 22:55 |
| A13第2ターミナル→台北駅 普通車 | 6:04 | 23:35 |
| A12第1ターミナル→台北駅 直達車 | 5:58 | 22:58 |
| A12第1ターミナル→台北駅 普通車 | 6:07 | 23:37 |
時刻はダイヤ改正で変わります。私は空港発の終電を、公式の時刻表検索で必ず確認するようにしています。
ここで大事なのは、入国審査と荷物の受け取りにかかる時間です。22時30分に着陸しても、混雑すれば到着ロビーに出るのは23時を過ぎます。終電に間に合うかどうかは、着陸時刻ではなく「到着ロビーに出られる時刻」で考えてください。入国審査の流れは、別の記事でまとめています。
深夜バス(国光客運1819)
空港MRTが止まった後の公共交通は、主に国光客運の1819番バスです。台北駅近くの台北転運站と桃園空港の第1・第2ターミナルを結ぶ路線です。
複数の交通情報サイトでは、深夜帯にも便が増え、24時間どこかの時間に便があると紹介されています。ただし深夜は40〜60分に1本程度とされ、時刻表も資料によって違います。台北側の乗り場は、2025年1月から台北転運站4階の409番に変わったと報じられています。旅行サイトの紹介では、運賃は座席の種類により約133〜164元、所要は約55分とされています。
正確な時刻は国光客運の公式サイトやアプリで確認してください。私は深夜バスを「使えたらラッキーな手段」と考え、最初から当てにする計画は立てません。
タクシー
タクシーは24時間使えます。空港の乗り場から乗る「排班計程車(空港の正規タクシー)」は、桃園市のメーター運賃に15%の停留サービス料が加算されると整理されています。春節などの期間は1回ごとの加算があった年もあります。
台北市内までの料金は、距離・時間帯・高速代で変わります。公式の一律料金は確認できなかったので、ここでは金額を書きません。メーターの金額で払い、気になるときは乗車証明(領収書)をもらいましょう。カード払いについては次の記事が参考になります。
選択肢1:空港直結・空港内に一番近いホテル
結論として、深夜着・早朝便で「とにかく移動を短くしたい」なら、ハイアット リージェンシー桃園国際空港が最有力です。
ハイアット リージェンシー桃園国際空港(旧ノボテル台北桃園国際空港)
「ノボテル台北桃園国際空港」で探している人は多いと思います。このホテルは2025年1月に「ハイアット リージェンシー桃園国際空港」へ名前が変わりました。2009年にノボテルとして開業し、客室数は360室とされています。古い旅行記事の「ノボテル」は、今はこのハイアット リージェンシーのことです。
特徴は次のとおりです。
- 空港MRTのA14a「機場旅館(Airport Hotel)」駅の前にあります。
- 宿泊者向けの無料シャトルがあります。ホテルの交通案内(2025年7月版)では、始発は4:00です。運行間隔や最終便、予約の要否は改定されることがあるので、予約時にホテルへ確認してください。
- 同じ交通案内では、乗り場は第1ターミナルが地下1階到着ロビーのバス乗り場12番、第2ターミナルが1階到着ロビーの7番です。
早朝便なら、4:00始発のシャトルで空港へ向かえます。空港MRTの始発を待たなくてよいのが大きな利点です。深夜着の場合は、シャトルの最終便が何時かを事前にホテルへ確認してください。間に合わないときは、空港MRT(A14a駅に停まる普通車)の終電か、タクシーで移動します。
料金はシーズンで大きく変わります。台北市内の中級ホテルより高めになることが多いので、予約サイトで日付を入れて確認してください。乗り場番号や時刻は変わることがあるので、出発前にホテルにも確認しておくと安心です。
空港の中の休憩施設・トランジットホテルについて
空港ターミナル内のトランジットホテル(過境旅館)は、以前、第2ターミナルにカプセル型の施設があると報じられました。ただ、2026年の営業状況は公式情報で確認できませんでした。そのためこの記事では、具体的な施設名を挙げません。
制限エリア(出国審査の後)で休むなら、空港ラウンジの方が確実です。有料ラウンジは、カードの付帯サービスやその場での支払いで使えるものがあります。利用条件は次の記事にまとめています。
なお、第1・第2ターミナル間を結んでいた航廈電車(スカイトレイン)は、2026年7月1日で運行を終えると報じられています。ターミナルを移るときは、空港MRTか循環バスを使うと案内されています。乗り継ぎで空港内を移動する人は、時間に余裕を持ってください。
選択肢2:送迎のある空港周辺ホテル
結論は、「送迎の向きと時間帯」を必ず確認することです。送迎があっても、空港からホテルへは来てくれないケースがあります。
ホリデイ・イン桃園エアポート(Holiday Inn Taoyuan Airport)
IHGの公式ページに掲載されている、空港周辺の新しいホテルです。住所は桃園市大園区園航路28号。予約サイトでは2025年開業・251室と紹介され、空港から車で約15分とされています。
IHGの公式ページには、設備として送迎(エリアシャトル)が載っています。ただし、送迎の向き(往復か片道か)、時間帯、予約の要否は公式ページで確認できませんでした。条件は変わることもあるので、予約時にホテルへ直接確かめてください。
私なら、このホテルは「早朝便の前泊」の候補にします。朝の空港行きの送迎があるかを確認できたら、使いやすい選択肢になります。
送迎付きホテルを選ぶときのチェック項目
送迎のあるホテルは、条件がホテルごとに違います。予約前に、次の5つを確認するのがおすすめです。
- 送迎は往復か、片道(ホテル→空港のみ)か
- 最も早い便・最も遅い便の時刻
- 予約が必要か、いつまでに申し込むか
- 第1・第2どちらのターミナルの何番乗り場か
- 荷物の数に制限があるか
古いまとめ記事には、今は条件が変わった情報も残っています。私は「公式サイトの交通案内」か「予約時のメール回答」で確認できたものだけを信じるようにしています。
選択肢3:空港MRT沿線に泊まる
結論として、空港MRT沿線は「空港にも台北にも出やすい中間地点」です。ただし、深夜・早朝は電車が動かないことを忘れないでください。
空港MRTは台北駅(A1)から空港を通り、環北(A21)・老街溪(A22)方面まで延びています。沿線には新しい街が広がり、ホテルも点在しています。
A18高鉄桃園駅(青埔)
台湾高速鉄道(高鉄)の桃園駅と同じ場所にある駅です。台中・台南・高雄へ新幹線で向かう人には、とても使いやすい拠点です。
駅の近くには、COZZI Blu 和逸飯店 桃園館があります。開業時の報道では、高鉄桃園駅・A18駅から約650m、徒歩約8分とされています。水族館のXparkや、華泰名品城(アウトレット)にも近い立地です。営業状況や料金は予約サイトで確認してください。
私なら、「着いた翌朝に高鉄で南へ移動する」旅程のときにA18周辺を選びます。台北に戻らずに済むので、移動の無駄がありません。高鉄の外国人向け割引きっぷは次の記事で解説しています。
A8長庚医院・A7体育大学(林口・亀山)
A8長庚医院駅の周辺は、病院とショッピングモールを中心に商業施設が集まるエリアです。A7体育大学駅も近く、空港と台北のほぼ中間にあります。
このあたりは観光地ではなく、生活の街です。夜に食事ができる店が駅前にあるか、地図で確かめてから予約すると安心です。私はA8・A7を「台北のホテルが高い時期の代わり」として考えます。台北駅まで直達車で行ける点が便利です。
A21環北(中壢)
A21環北駅は、中壢側の新しい再開発エリアです。報道では住宅開発が中心で、駅前のホテルは多くありません。中壢市街のホテルを使う場合は、駅からの距離をよく確認してください。
空港MRT沿線に泊まるときの注意
- 直達車が止まる駅は限られます。たとえば2026年の報道の時刻表では、A18と空港(A12)の間の直達車は昼過ぎから夕方だけで、早朝・夜は普通車でした。泊まる駅の停車種別を時刻表で確認してください。
- 深夜0時前後から早朝まで電車はありません。早朝便なら、タクシーかホテルの送迎が必要です。
- 悠遊カード(EasyCard)で乗れます。買い方は次の記事を参考にしてください。
選択肢4:台北市内に泊まる
結論は、到着が22時ごろまでなら台北市内に泊まる方が、旅全体はラクになるということです。
台北駅周辺なら、空港MRTの直達車で空港と一本でつながります。翌朝すぐに観光を始められます。ホテルの数も多く、価格帯も選びやすいです。
一方で、空港MRTの始発(台北駅5時台)では間に合わない早朝便もあります。その場合は、タクシーか深夜バスでの移動になります。夜明け前のタクシー移動を避けたいなら、出発前夜だけ空港周辺に移るのも一つの手です。
台北駅周辺のホテル選びは、次の記事で詳しくまとめています。
泊まる場所の比較表
ここまでの4つの選択肢を、場面ごとに比べました。料金は時期で大きく変わるため、目安の相対比較にとどめています。
| 泊まる場所 | 空港までの近さ | 深夜着(23時以降) | 早朝便(7時前) | 観光の便利さ | 料金の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 空港直結(ハイアット リージェンシー) | ◎ A14a駅前・無料シャトル | ○ 最終シャトルは要確認 | ◎ 4:00からシャトル | △ 周辺に観光地なし | 高め |
| 送迎のある空港周辺ホテル | ○ 車で15分前後 | △ 送迎の向きは要確認 | ○ 送迎があれば便利 | △ | 中程度〜 |
| 空港MRT沿線(A18・A8・A7など) | ○ 電車で空港へ(所要は時刻表で確認) | △ 終電後はタクシー | △ 始発前はタクシー | ○ 高鉄・アウトレット | 中程度 |
| 台北市内(台北駅周辺) | △ 直達車で約40分 | × 終電後は移動が長い | △ 始発で間に合わない便あり | ◎ | 幅広い |
時間帯別:深夜着の動き方
結論として、到着ロビーに出る時刻で次の3パターンに分けて考えると迷いません。
22時30分ごろまでにロビーに出られる場合
空港MRTで台北市内へ向かえます。直達車は台北駅まで約40分です。私なら、台北駅周辺か中山あたりのホテルを取ります。
23時〜23時半ごろにロビーに出る場合
空港MRTの終電に間に合うかどうか、ぎりぎりの時間です。入国審査が混むと乗り遅れます。私なら、この時間帯の到着は最初から空港直結ホテルを予約します。シャトルの最終便は予約時にホテルへ確認し、間に合わないときはタクシーで移動します。
0時以降にロビーに出る場合
電車はありません。選択肢はタクシー、深夜バス1819、空港周辺ホテルの3つです。台北まで行くならタクシーが一番確実です。体力を考えると、私は空港周辺のホテルに入り、翌朝ゆっくり台北へ移動する方を選びます。
時間帯別:早朝便の動き方
結論は、「空港に何時に着きたいか」から逆算することです。国際線は出発の2〜3時間前に空港へ着くのが一般的な目安です。航空会社の案内も必ず確認してください。
- 出発7時の便:5時前後に空港へ着きたいので、空港直結ホテルのシャトル(4:00始発)が最も安心です。
- 出発8〜9時の便:台北駅5:30の直達車に乗ると、約39分で第2ターミナルに6時10分ごろ着く計算です(2026年報道の時刻)。出発の2〜3時間前という目安から逆算し、余裕があるかを自分の便で確かめてください。
- 出発10時以降の便:台北市内からで十分です。
私は早朝便の前の夜に、無理に台北で遅くまで遊ばないようにしています。空港の近くに移っておけば、睡眠時間を1時間以上増やせるからです。
予約の手順とコツ
結論は、「航空券を決めてから、時刻に合わせてホテルを選ぶ」順番にすることです。
- 航空券の到着・出発時刻を確認する
- 空港MRTの公式時刻表で、その日の終電・始発を確認する
- 空港周辺か、沿線か、台北市内かを決める
- 送迎があるホテルは、往復か片道か・時刻・予約方法を確認する
- 予約サイトで料金とキャンセル規定を比べて予約する
- 出発の数日前に、送迎とMRTの時刻をもう一度確認する
予約サイトは、キャンセル規定や支払い方法、日本語対応で選ぶのがおすすめです。違いは次の記事で比較しています。
タイプ別の結論:あなたはこれ
最後に、旅のタイプ別に私のおすすめをまとめます。
| あなたのタイプ | おすすめの泊まり方 |
|---|---|
| 23時以降に到着するLCC利用者 | 空港直結のハイアット リージェンシー。終電を気にしなくてよい |
| 7時前出発の早朝便 | 前夜だけ空港直結ホテルへ。4:00始発のシャトルで空港へ |
| 着いた翌朝に台中・台南・高雄へ移動 | A18高鉄桃園駅周辺。高鉄にすぐ乗れる |
| 子連れ・高齢の家族と一緒 | 空港直結ホテル。夜の長い移動を避けられる |
| 22時ごろまでに到着・観光重視 | 台北市内(台北駅周辺)。翌朝からすぐ動ける |
| 予算重視で、時刻に余裕がある | 空港MRT沿線(A8など)か台北市内。料金を予約サイトで比較 |
よくある質問
ノボテル台北桃園国際空港はなくなったのですか?
閉館ではなく、名前が変わりました。2025年1月から「ハイアット リージェンシー桃園国際空港」として営業しています。場所は同じ、空港MRT A14a駅の前です。
空港MRTは24時間動いていますか?
動いていません。深夜0時前後から早朝5時台までは運休です。正確な終電・始発は、桃園捷運の公式サイトの時刻表検索で日付を入れて確認してください。
深夜に着いたら、空港で朝まで過ごせますか?
空港は24時間開いていますが、快適に休めるとは限りません。到着ロビーで夜を明かすより、空港直結ホテルに泊まる方が私はおすすめです。出国後の制限エリアで休むなら、有料ラウンジを検討してください。
空港内にトランジットホテルはありますか?
以前は第2ターミナルに過境向けの施設があると報じられました。しかし2026年の営業状況は公式情報で確認できませんでした。利用したい場合は、桃園空港の公式サイトで最新の施設案内を確認してください。
深夜のタクシー代はいくらくらいですか?
空港の正規タクシーは、桃園市のメーター運賃に15%の加算があるとされています。台北市内までの公式の一律料金は確認できませんでした。距離・時間帯・行き先で変わるので、メーターの金額で支払ってください。
早朝便のとき、台北駅から始発で間に合いますか?
2026年の報道では、台北駅発の直達車の始発は5:30でした。第2ターミナルまで約39分なので、空港には6時10分ごろ着く計算です。出発の2〜3時間前に空港へ着くという目安で、自分の便に間に合うかを逆算してください。7時前後の便は余裕がないので、空港周辺に泊まる方が安心です。
送迎付きホテルなら、空港から迎えに来てくれますか?
ホテルによります。送迎があっても、空港からホテルへのお迎えがあるとは限りません。予約前に、送迎の向き・時刻・予約方法を必ず確認してください。
まとめ
桃園空港周辺のホテルは、「電車が動いていない時間」を埋めるための宿です。
- 23時以降の到着、7時前の出発なら、空港直結のハイアット リージェンシー(旧ノボテル)が一番ラクです。
- 送迎付きホテルは、送迎の向き・時間・予約方法がホテルごとに違うので条件を確認しましょう。
- 高鉄で南へ向かうなら、A18高鉄桃園駅周辺が便利です。
- 22時ごろまでに着くなら、台北市内に泊まる方が旅全体は効率的です。
私のおすすめは、航空券の時刻を見てから宿を決めることです。時刻表と送迎の条件は変わるので、出発前に公式でもう一度確認してください。台湾旅行全体の宿泊エリアの考え方は、次の記事も参考になります。
