三峡(サンシア)は、台北から日帰りで行ける老街の町です。
赤レンガのアーケードが続く三峡老街と、彫刻で有名な清水祖師廟が見どころです。
名物はクロワッサンのような「金牛角」と藍染です。
2026年6月30日には、MRT三鶯線が開業しました。
三峡へのアクセスは、以前より選択肢が増えています。
この記事では、行き方・見どころ・名物・モデルコースを表でまとめます。
料金や時間はすべて目安です。出発前に公式情報を確認してください。
三峡ってどんな町?概要をチェック
三峡は新北市の南西部にある区です。
清代から日本統治時代にかけて、川の水運と藍染・樟脳・茶の取引で栄えました。
その名残が、民権街に残る赤レンガの老街です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 新北市三峡区(台北市中心部の南西) |
| 老街の所在地 | 三峡区民権街(目安:民権街37〜147号付近) |
| 主な見どころ | 三峡老街、清水祖師廟、三峡歴史文物館、三峡染工坊 |
| 名物 | 金牛角(牛角形のパン)、藍染製品 |
| 近くの老街 | 鶯歌(陶器の町)、大渓(桃園市) |
三峡の特徴は、次の3つです。
- 赤レンガのアーケードとバロック風の正面装飾が残る老街
- 「東方芸術の殿堂」と呼ばれる清水祖師廟
- 伝統の藍染を体験できる工房
台湾各地の名所を広く知りたい方は、台湾の観光名所完全ガイドもあわせてご覧ください。
台北から三峡への行き方
台北からの主なルートは3つあります。
2026年10月時点の情報をもとに整理しました。
| ルート | 経路の概要 | 料金の目安 | ポイント |
|---|---|---|---|
| MRT三鶯線 | 台北中心部→MRT板南線で頂埔駅へ→三鶯線に乗り換え→台北大学駅 | 三鶯線は20〜35元(区間により異なる) | 台北大学駅から老街まで徒歩約13分 |
| バス(板橋から) | MRT板橋駅・台鉄板橋駅周辺から702番などで「三峡老街」付近へ | 公式で確認 | 乗り換えが少ない |
| バス(永寧から) | MRT永寧駅から916番で「三峡国小」へ | 公式で確認 | 下車後、老街まで徒歩約5分 |
MRT三鶯線で行く方法
三鶯線は、土城・三峡・鶯歌を結ぶ高架の新路線です。
全長14.29km、12駅で、2026年6月30日に正式開業しました。
6月30日から8月31日までは無料の試乗期間でしたが、現在は有料です。
- 三峡老街の最寄り駅は「台北大学駅(恩主公医院)」で、老街まで徒歩約13分です。
- 三鶯線の起点は頂埔駅で、板南線と乗り換えできます。
- 運賃は20〜35元です。区間ごとの運賃は公式で確認してください。
台北市内からの乗り方は、台北MRTの乗り方で詳しく解説しています。
所要時間や運行間隔は、新北捷運の公式情報で確認してください。
バスで行く方法
バスなら、乗り換え1回で老街の近くまで行けます。
- MRT永寧駅から916番に乗り、「三峡国小」で降ります。老街まで徒歩約5分です。
- MRT板橋駅周辺から702番に乗り、「三峡老街」付近で降ります。徒歩約5分です。
- 運賃と所要時間は、道路状況や区間で変わります。乗車前に確認しましょう。
バスの支払い方法や降車の合図は、台湾のバス乗り方ガイドにまとめています。
台鉄鶯歌駅を経由する方法
鶯歌は台鉄(台湾鉄路)の駅がある町です。
鶯歌を先に観光して、三峡へ移動する回り方もできます。
三鶯線は鶯歌方面にも延びているため、鶯歌と三峡の移動にも使えます。
三鶯線の「鶯歌駅」は台鉄鶯歌駅と乗り換えできるように整備されています。
台鉄の切符の買い方は、台湾鉄道の切符の買い方を参考にしてください。
三峡の見どころ
ここでは、現在も見学・体験できることを確認できた施設を紹介します。
開館日や時間は変わることがあります。出発前に確認してください。
| スポット | 内容 | 時間・料金の目安 |
|---|---|---|
| 三峡老街 | 赤レンガのアーケード街 | 散策は自由(店の営業時間は店ごと) |
| 清水祖師廟 | 1769年創建の廟。李梅樹が再建を指揮 | 参拝時間は公式で確認 |
| 三峡歴史文物館 | 町の歴史を古写真と文物で紹介 | 入館無料。開館時間は公式で確認 |
| 三峡染工坊 | 藍染体験ができる工房 | 個人の体験は週末中心、月曜休み。料金は公式で確認 |
三峡老街(民権街)
三峡老街は、民権街に沿って続く老街です。
清代末期から日本統治時代の建築の特徴が残っています。
赤レンガのアーケードと、バロック風の装飾が並ぶ街並みが見どころです。
- 店先では金牛角や軽食、お茶などを売っています。
- 藍染の小物を扱う店もあります。
- 写真を撮るなら、アーケードが続く直線の区間がおすすめです。
清水祖師廟
清水祖師廟は、清の乾隆34年(1769年)に建てられた廟です。
福建省泉州安渓の清水祖師を祀っています。
1947年からは、画家の李梅樹が再建の設計と監督を担いました。
- 石彫や銅彫の細かな装飾から「東方芸術の殿堂」と呼ばれます。
- 2018年に新北市の市定古蹟に指定されました。
- 李梅樹は1983年に亡くなりましたが、廟の工事は今も続いているとされます。
台湾の廟での参拝マナーは、龍山寺参拝ガイドが参考になります。
三峡歴史文物館
三峡歴史文物館は、古い建物を再利用した資料館です。
館内では文物と古写真で、三峡の歴史を紹介しています。
建物は2018年に新北市の市定古蹟に指定されました。
| 項目 | 内容(目安) |
|---|---|
| 住所 | 新北市三峡区中山路18号 |
| 開館時間 | 公式で確認(情報源により異なる) |
| 料金 | 無料 |
| 休館日 | 公式で確認 |
三峡染工坊(藍染体験)
三峡染工坊は、三峡歴史文物館のそばにある藍染の工房です。
三峡で育つ植物「大菁(馬藍)」から取った藍を使っています。
布を染液に浸して洗う作業を繰り返し、オリジナルのハンカチを作れます。
- 個人(少人数)の体験は週末の10:00〜16:00に予約なしで受け付けています。平日は20人以上の団体予約のみで、月曜は休みです。
- 体験料金と所要時間は、事前に公式で確認してください。
- 服が汚れる場合があります。濃い色の服が安心です。
台湾の工芸品について知りたい方は、台湾の伝統工芸品完全ガイドもご覧ください。
三峡の名物グルメとおみやげ
三峡の名物といえば、金牛角です。
牛の角のような形をしたパンで、クロワッサンに似た見た目です。
| 店名 | 特徴 |
|---|---|
| 福美軒餅舗 | 1958年創業の老舗。原味(プレーン)のみ |
| 金三峡牛角 | 老街にある店。15種類以上の味 |
※営業時間・定休日・価格は変わることがあります。訪問前に確認してください。
金牛角の選び方
- 素朴な味を楽しみたいなら、プレーン一本の老舗がおすすめです。
- 配りやすいおみやげなら、味の種類が多い店が便利です。
藍染製品
藍染のハンカチやストールなどは、三峡ならではのおみやげです。
自分で染める体験をすれば、世界に一つの作品を持ち帰れます。
そのほかの名物
三峡では、碧螺春などのお茶や、手作りの米苔目、豆花なども知られています。
価格は店ごとに異なります。
鶯歌・大渓とあわせた1日モデルコース
三峡は、陶器の町・鶯歌と隣り合っています。
三鶯線の開業で、三峡と鶯歌の移動はしやすくなりました。
大渓は桃園市にあり、三峡から少し離れています。
モデルコースA:三峡+鶯歌(初めての方向け)
| 時間の目安 | 行程 |
|---|---|
| 9:00 | 台北を出発。MRTで三鶯線へ |
| 10:00 | 台北大学駅に到着。徒歩で老街へ |
| 10:30 | 清水祖師廟を参拝 |
| 11:15 | 三峡歴史文物館を見学、三峡染工坊で藍染体験(個人体験は週末) |
| 12:30 | 老街で昼食、金牛角を購入 |
| 14:00 | 三鶯線で鶯歌方面へ移動 |
| 14:30 | 鶯歌陶瓷老街を散策 |
| 17:00 | 台鉄鶯歌駅から台北へ戻る |
※移動時間はすべて目安です。
鶯歌の見どころは、台湾・鶯歌完全ガイドで詳しく紹介しています。
モデルコースB:三峡+大渓(老街めぐり派向け)
| 時間の目安 | 行程 |
|---|---|
| 9:00 | 台北を出発し、三峡へ |
| 10:00 | 三峡老街と清水祖師廟を散策 |
| 12:00 | 老街で昼食 |
| 13:00 | 大渓へ移動(バスやタクシー。経路は事前に確認) |
| 14:30 | 大渓老街を散策 |
| 17:00 | 台北へ戻る |
三峡から大渓への公共交通は、本数や経路が変わることがあります。
出発前に路線を確認してください。
大渓の詳しい情報は、大渓老街完全ガイドをご覧ください。
3つの老街の比較
| 老街 | 特徴 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| 三峡 | 赤レンガの街並み、祖師廟、藍染、金牛角 | 建築や寺院、手しごとが好きな人 |
| 鶯歌 | 陶器の店と工房が集まる | 器やおみやげ探しが好きな人 |
| 大渓 | バロック風の街並みと豆干 | 街歩きと食べ歩きが好きな人 |
三峡観光のFAQ
Q1. 三峡老街は台北から日帰りできますか?
はい、できます。
MRT三鶯線やバスを使えば、乗り換えを含めて日帰りで回れます。
所要時間は出発地によって変わります。
Q2. MRT三鶯線はもう開業していますか?
はい。2026年6月30日に正式開業しました。
8月31日までの無料期間は終わり、9月1日から有料です。運賃は20〜35元です。
Q3. 三峡老街に一番近いMRT駅はどこですか?
三鶯線の「台北大学駅(恩主公医院)」で、老街まで徒歩約13分です。
Q4. 金牛角はどの店で買えばいいですか?
原味一本の老舗なら福美軒餅舗、味の種類なら金三峡牛角が知られています。
営業時間は変わるため、事前に確認してください。
Q5. 藍染体験は予約が必要ですか?
三峡染工坊では、週末の10:00〜16:00なら個人は予約なしで体験できます。
平日は20人以上の団体予約のみです。最新の料金は公式で確認してください。
Q6. 三峡と鶯歌はどちらを先に回るべきですか?
どちらでも構いません。
朝に三峡の祖師廟を見て、午後に鶯歌で買い物をする流れが回りやすいです。
帰りは台鉄鶯歌駅を使うと便利です。
Q7. 三峡歴史文物館は有料ですか?
入館は無料です。
開館時間は情報源によって異なるため、開館日とあわせて事前に確認してください。
まとめ
三峡老街は、台北から日帰りで楽しめる老街です。
ポイントを表でおさらいします。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 行き方 | MRT三鶯線(台北大学駅)か、916番・702番などのバス |
| 見どころ | 赤レンガの老街、清水祖師廟、三峡歴史文物館、藍染体験 |
| 名物 | 金牛角、藍染製品 |
| 組み合わせ | 三鶯線で鶯歌へ。大渓は経路を事前に確認 |
2026年の三鶯線開業で、三峡と鶯歌はぐっと回りやすくなりました。
料金や営業時間は変わることがあります。
出発前に公式情報を確認して、老街めぐりを楽しんでください。
