日本語と同じ意味の台湾語一覧!日本統治時代の影響・似ている言葉・使い方を徹底解説【2026年最新版】

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目次

この記事の要約

  • 台湾語(台語・ホーロー語)の中には日本統治時代(1895〜1945年)の影響で日本語と同じ意味・発音の単語が数多く残っています。
  • 挨拶・食べ物・乗り物・日用品・医療・スポーツなど幅広いジャンルに日本語由来の台湾語が存在します。
  • タタミ・おでん・てんぷら・さしみ・みそなどの食文化に関わる言葉はほぼそのまま台湾語に定着しています。
  • 一方で同じ漢字を使っていても日本語と全く異なる意味を持つ言葉(愛人・娘・勉強・湯など)も多く、注意が必要です。
  • 近年は激安・女優・邪魔・宅・放題など現代の日本語も台湾に浸透しつつあります。
  • 台湾旅行の際に日本語由来の台湾語を使うと現地の方との会話が弾みます。

台湾旅行に行って現地の人と話していると、聞き慣れた日本語のような単語が飛び出してくることがあります。

これは偶然ではありません。

台湾は1895年から1945年までの50年間、日本の統治下に置かれていました。

この長い統治期間に日本語が台湾の日常生活に深く浸透し、多くの日本語がそのまま台湾語(台語)に定着しました。

現在も台湾語の中には日本語と同じ、または非常に似た意味を持つ単語が数多く存在します。

この記事では、日本語と同じ意味を持つ台湾語を分野別に詳しく紹介します。

あわせて台湾語に日本語が定着した歴史的背景・同じ漢字でも意味が異なる注意すべき言葉・現代でも広まりつつある新しい日本語由来の台湾語まで、専門的な視点から徹底解説します。

台湾旅行を予定している方・台湾語を勉強中の方・日台の言語関係に興味がある方にとって必読の内容です。

台湾語に日本語が残っている歴史的背景

日本統治時代(1895〜1945年)の言語政策

台湾が日本の統治下に置かれたのは、1895年の日清戦争後に締結された下関条約がきっかけです。

それから1945年の終戦まで、実に50年という長い期間にわたって日本統治が続きました。

日本統治時代、台湾では日本語教育が学校教育の基盤として導入されました。

公共機関・行政・教育の場では日本語が公用語として使用されました。

その結果、日本語は台湾の人々の日常生活に深く溶け込み、食文化・道具・医療・交通など多様な分野の語彙が台湾語の中に定着していきました。

特に当時の台湾に新しく持ち込まれた概念・技術・物品(自転車・エンジン・コンクリートなど)には日本語の名称がそのまま使われました。

これは、台湾語や中国語にそれらの概念を表す固有の単語が存在しなかったためです。

50年間に及ぶ言語的影響は、統治終了から80年以上が経過した現在もなお、台湾語の語彙の中に色濃く残っています。

台湾語(台語)と中国語(華語)の違い

台湾で話されている言語は主に2種類あります。

1つは現在の公用語である中国語(繁体字・華語・北京語ベース)です。

もう1つが台湾語(台語・台湾閩南語・ホーロー語)で、福建省南部の閩南語がルーツです。

台湾語は特に台湾南部(台南・高雄)の年配層を中心に使用されています。

北京語ベースの中国語(華語)は日本語由来の語彙が台湾語ほど多くはありませんが、台湾語の影響を受けた独特の表現が存在します。

日本語由来の語彙は特に台湾語(台語)の中に多く残っており、台湾の日常会話の中でさりげなく使われています。

この記事で紹介する日本語由来の言葉の多くは、台湾語(台語)の語彙です。

日本語が台湾語に入り込んだ3つのパターン

日本語が台湾語に定着した経路は大きく3種類に分類できます。

第1のパターンは、日本語の発音をそのまま音写したものです。

トラック・エンジン・タイヤ・ハンドル・ラジオ・ライターなど、英語由来の外来語を日本語読みしたものが台湾語にもそのまま取り込まれています。

第2のパターンは、日本語の漢字をそのまま使い、台湾語読みで発音するものです。

出張・見本・注射・月給・寄付・注文などがこの例にあたります。

これらは漢字は同じでも、台湾語読みの発音は日本語とは異なります。

第3のパターンは、日本語の音とほぼ同じ発音で台湾語に入り、そのまま使われているものです。

たたみ(榻榻米)・みそ(味噌)・さしみ(沙西米)・おでん(烏毛(おでん)相当)・挨拶(アイサツ)などがこのグループです。

挨拶・日常会話に登場する日本語由来の台湾語

挨拶・コミュニケーション関連

日常のコミュニケーションの場面で使われる台湾語の中にも、日本語由来の言葉があります。

日本語 台湾語表記 台湾語での発音 意味・備考
挨拶(あいさつ) 愛査某(ái-sá-tshuh) アイサツ 日本語の挨拶と同じ意味で使われる
おじさん 歐吉桑(oo-jí-sáng) オージーサン 中年男性を指す。日本語より年齢層がやや上
おばさん 歐巴桑(oo-bá-sáng) オーバサン 中年女性を指す。日本語より年齢層がやや上
はい(返事) ハイ ハイ 日本語と同じ意味で使用される
馬鹿野郎 ばかやろう 怒りの表現として高齢層を中心に残っている

挨拶(アイサツ)は台湾語の中で現在も使われており、「あなたは彼に挨拶しなさい」という文脈でさりげなく会話に登場します。

おじさん・おばさんに相当する歐吉桑・歐巴桑は台湾語で非常に一般的に使われています。

ただし台湾では日本語より年齢の基準がやや高い傾向があるため、若い人に使うと失礼になる場合があります。

はい(ハイ)は台湾語の返事として年配の方を中心に現在も使われています。

食べ物・料理に関する日本語由来の台湾語

食文化に残る日本語の影響

台湾の食文化には日本の影響が色濃く残っており、食べ物に関する日本語由来の台湾語は特に豊富です。

台湾を旅行する際にメニューや看板を見ると、日本語と同じ漢字や音の食品名を多く目にします。

日本語 台湾語・台湾中国語表記 読み方・発音 意味・備考
刺身(さしみ) 沙西米 サシミ(台語) 台湾でも刺身として広く普及
寿司(すし) 壽司 スースー(台語) 寿司文化は台湾に深く定着
味噌(みそ) 味噌 みそ(台語) 台湾でも味噌スープなどに使用
たたみ 榻榻米 タタミ(台語) 台湾の一部の旅館・家屋に残る
おでん 黑輪(おでん相当) オーレン(台語) 台湾式おでんとして定着。具材は日本と異なる
てんぷら(天ぷら) 甜不辣 ティエンブーラー 台湾では練り物(さつまあげ)のことを指す
たくあん 菜脯(たくあん相当) タクアン(台語) 漬け物として台湾食文化に定着
メロン 美崙(メロン相当) メロン(台語) 日本語と同様にメロンを指す
にんじん 紅蘿蔔(にんじん) リンジン(台語) 台語ではにんじんの音がそのまま残る
さんま 秋刀魚 サンマ(台語) 秋刀魚の日本語読みが定着
りんご 林檎(りんご) リンゴ(台語) 台語では日本語と近い発音
パン 麵包(パン相当) パン(台語) ポルトガル語→日本語→台湾語という経路

てんぷら(甜不辣)は台湾では日本のてんぷら料理ではなく、練り物・さつまあげのことを指します。

これは日本統治時代に日本から持ち込まれた食品の名前がそのまま使われ続けた結果、指す対象が変化した興味深い事例です。

おでん(台語:オーレン)も台湾では屋台や夜市で黒輪(おでん)として販売されており、日本のおでんとは具材が少し異なりますが、文化として深く定着しています。

ビーフンと台湾語の関係

日本でお馴染みのビーフンは台湾語の米粉(ビフン)から日本に伝わった言葉です。

米の粉と書いてビーフン(台語:ビフン)と読む米麺類で、台湾の食文化を代表する食材の一つです。

逆方向の言語影響の例として非常に興味深いケースです。

乗り物・交通に関する日本語由来の台湾語

乗り物・工業語彙での日本語の影響

日本統治時代に台湾に導入された乗り物や工業技術の語彙は、現在も台湾語に多く残っています。

特に当時の台湾にはなかった近代的な乗り物・機械の名前には日本語(または日本語経由の西洋外来語)がそのまま使われました。

日本語 台湾語表記 読み方・発音 意味・備考
オートバイ(自動二輪) 歐兜邁(オウドゥマイ) オウドゥマイ 台湾ではバイクのことをオートバイと呼ぶ
トラック 拖拉庫 トラック(台語) 中国語(華語)では卡車・貨車と呼ぶが台語ではトラック
リヤカー 里阿卡 リアカー(台語) 日本語のリヤカーがそのまま台湾語化
エンジン 引擎 エンジン(台語) 中国語では引撃(yǐn jī)だが台語はエンジン
タイヤ タイヤ(台語) 自動車・バイクのタイヤを指す
ハンドル 方向盤(ハンドル相当) ハンドル(台語) 車・バイクのハンドルを指す
バルブ バルブ(台語) 機械部品のバルブを指す
ドライバー(工具) 螺絲起子(ドライバー相当) ドライバー(台語) ねじ回し工具のことを指す

台湾でバイクのことを歐兜邁(オウドゥマイ)と呼ぶのは、日本語のオートバイがそのまま音写されたものです。

台湾はバイクの保有台数が非常に多い国であり、この言葉は現在の台湾でも日常的に使われています。

トラック(拖拉庫)も北京語系の中国語では卡車・貨車と呼ばれますが、台湾語ではトラックという日本語由来の発音が今も現役です。

日用品・生活用語に残る日本語由来の台湾語

生活・家庭用品の語彙

日本統治時代に台湾に普及した日用品・生活用品の名称も、台湾語として定着しています。

日本語 台湾語表記 読み方・発音 意味・備考
かばん(鞄) 加盆 カバン(台語) バッグ全般を指す
ライター 賴打 ライター(台語) 火をつける道具。日本語そのまま
ガス 瓦斯 ガス(台語) ガス・燃料のこと
たんす(箪笥) 探砠(たんす相当) タンス(台語) 収納家具を指す
水筒(すいとう) 水筒 スイトウ(台語読み) 飲料水を入れる携帯容器。漢字・意味ともに同じ
カーテン 窗簾(カーテン相当) カーテン(台語) 窓の布製遮光アイテム
おしぼり おしもり オシモリ 濡れタオル。おしぼりが台湾語化
シャンプー 洗髪精(シャンプー相当) シャンプー(台語) 洗髪用液体のこと
せっけん(石鹸) 沙文(Sa-Bun) サブン(台語・台南) ポルトガル語→日本語→台湾語という流れ
ネクタイ 領帶(ネクタイ相当) ネクタイ(台語) 洋装アクセサリー。日本語経由で定着
背広(せびろ) 西裝(せびろ相当) セビロ(台語) スーツのこと。台語では背広の音が残る
マッサージ 馬殺雞 マッサージ(台語) 日本語発音に近い音で定着
ラジオ 收音機(ラジオ相当) ラジオ(台語) 日本語経由の外来語として定着

水筒(すいとう)は漢字・意味ともに日本語と全く同じで、台湾語読みでも使用されています。

現在の台湾の学校でも子供がハンカチ・ちり紙とともに水筒を持参する文化が残っており、日本の生活文化が今も息づいています。

医療・社会生活に関する日本語由来の台湾語

医療・仕事・社会制度の語彙

医療・職場・社会制度に関する言葉も、日本語由来のものが多く台湾語に残っています。

日本統治時代に整備された医療制度・行政制度・会社制度が台湾の社会基盤として定着したため、それらに関連する日本語の語彙も一緒に定着しました。

日本語 台湾語表記 読み方・発音 意味・備考
注射(ちゅうしゃ) 注射 ツゥーシア(台語) 中国語(華語)では打針(dǎ zhēn)だが台語は注射
月給(げっきゅう) 月給 月給(台語読み) 賃金のことを月給と表現する文化が残る
寄付(きふ) 寄付 寄付(台語読み) 金銭の拠出を寄付と表現する
注文(ちゅうもん) 注文 注文(台語読み) 飲食店での料理を頼む行為として使用
出張(しゅっちょう) 出張 ツッティオン(台語) 中国語では出差(chū chāi)だが台語は出張
見本(みほん) 見本 キエンプン(台語) 中国語では樣品(yàng pǐn)だが台語は見本
便所(べんじょ) 便所 ピエンソー(台語) トイレのこと。台湾の年配層を中心に今も使用
名刺(めいし) 名刺 メイシ(台語) 中国語では名片(míng piàn)だが台語は名刺
水道(すいどう) 水道 スイドウ(台語) 中国語では自来水(zì lái shuǐ)。台語は水道頭(蛇口)

注射・月給・寄付・注文・出張・見本・名刺などは漢字を使う言葉として日本語と台湾語が一致しています。

ただし発音は台湾語読みのため日本語とは異なります。

中国語(華語)では全く異なる単語が使われているのに、台湾語では日本語由来の単語が残っているケースが多い点が非常に興味深いです。

スポーツ・文化に関する日本語由来の台湾語

野球・スポーツの語彙

台湾は野球が国民的スポーツです。

その野球文化もまた、日本統治時代に日本から持ち込まれました。

台湾の野球用語には日本語由来のものが多く残っています。

日本語 台湾語・使用場面 意味・備考
胴上げ(どうあげ) 胴上(台語) 優勝時の胴上げ文化が台湾野球に定着
見逃し(みのがし) 見逃(台語) 野球の見逃し三振などに使用
マッサージ 馬殺雞(マッサージ) スポーツ・健康分野でも使われる

台湾の野球は日本のプロ野球とも密接な関係があり、多くの台湾人選手が日本でプレーしてきました。

野球用語が日本語と台湾語で共通しているのは、野球文化の輸入が日本統治時代に遡るためです。

現代でも広まりつつある新しい日本語由来の台湾語

現代日本語の台湾への浸透

日本語の影響は日本統治時代に限りません。

近年は日本のポップカルチャー(アニメ・マンガ・ドラマ・音楽)の影響で、現代の日本語がどんどん台湾に浸透しています。

nippon.comの記事によると、台湾では邪魔・素人・宅・女優・激安・放題といった現代の日本語語彙が若者を中心に普及しつつあります。

日本語 台湾での使われ方 意味・背景
激安(げきやす) 激安 非常に安いこと。日本のディスカウント文化と一緒に普及
女優(じょゆう) 女優 女性俳優のこと。日本語から流入
邪魔(じゃま) 邪魔 妨げになること。日本のドラマ・アニメ経由で浸透
素人(しろうと) 素人 専門家でない人。インターネット文化経由で普及
宅(オタク系) アニメ・マンガなどのオタクを指す
放題(ほうだい) 放題 食べ放題・飲み放題のサービス表現として普及
萌え(もえ) アニメ・漫画文化の文脈で使用

台湾と日本は現在も非常に緊密な文化的関係を持っています。

日本のアニメ・ドラマ・漫画・音楽は台湾で高い人気を誇り、それらを通じて現代の日本語が台湾語の中に新たに取り込まれ続けています。

放題(ほうだい)という言葉は台湾の飲食店でも食べ放題・飲み放題のサービス表現として普及しており、日本語が現代のビジネスシーンにも浸透していることを示しています。

台日ミックス語という新しいトレンド

2024年には台湾語に日本語をミックスした台日ミックス語が若者の間でブームになっているという報道が注目を集めました。

例えば台湾語の気持ち悪いという意味の表現と日本語の気持ち(キモ)を合体させた「キモバイ」(気持ち悪いという意味)のような新しい造語が生まれています。

また日本語の「もうその手には乗らないよ」という意味の表現が台湾語に取り込まれ、独自の変化を遂げているケースも報告されています。

日本語と台湾語の言語的交流は一方的なものではなく、双方向的・継続的に進行していることがわかります。

意味が異なる注意すべき日台の漢字語

同じ漢字でも意味が全く違う言葉

日本語と台湾語・中国語(繁体字)では同じ漢字を使っていても意味が全く異なる言葉があります。

台湾で日本語の漢字表現をそのまま使うと、意図しない意味に伝わる可能性があるため注意が必要です。

漢字表記 日本語での意味 台湾での意味 注意点
愛人 不倫関係の相手 愛している人(恋人・配偶者) 台湾では非常にポジティブな意味
自分の子供(女の子) お母さん(母) 全く逆の意味になる
勉強 学習すること 無理をする・無理強いする 日本語の意味では通じない場合がある
お風呂のお湯 スープ・汁物 食事の文脈での意味が異なる
室内の足元の面 ベッド 台湾では寝具を指す
大家 家主・地主 みんな・皆さん 呼びかけの意味で使われる
怪我 ケガ・負傷 私のせい・私の過ち 自己責任を意味する
老婆 老いた女性(やや失礼な表現) 妻・奥さん 台湾では妻への親しみある呼び方
丈夫 しっかりしている・頑丈 夫・旦那さん 配偶者(男性)を指す
走る 駆け足で移動する 歩く(歩行) 走(zǒu)は台湾・中国語で「歩く」を意味する
可憐 可愛らしい・いじらしい 可哀そう・哀れ ネガティブなニュアンス
経理 会計・経理担当者 社長・経営者・マネージャー 肩書きとしての意味が異なる
検討 よく考えて調べること 自己反省する ニュアンスが大きく異なる
東西 東と西の方角 物・品物・モノ 物を指す際に使う日常語
小人 子供(入場料など) 器の小さい人・卑劣な人 台湾では人格的な批判の意味がある

特に愛人・娘・老婆・丈夫は日本語の感覚でそのまま使うと大きな誤解が生じる可能性があります。

例えば台湾で愛人という言葉は大切な恋人・配偶者を指すポジティブな表現です。

一方、日本語で愛人は不倫関係を連想させるため、日本人が台湾で感覚的に使うと誤解されやすい代表的な例です。

東西(モノ)も台湾・中国語では物品を指す日常語として非常に頻繁に使われます。

台湾のお店でスタッフから東西(ドンシー)と言われたら、品物・商品の意味だと理解しましょう。

台湾旅行で役立つ日本語由来の台湾語フレーズ集

現地で通じやすい日本語由来フレーズ

台湾旅行の際、日本語由来の台湾語を使ってみると現地の方との会話が一気に盛り上がることがあります。

特に年配の方に日本語由来の言葉を使うと、親しみを感じてもらいやすいです。

シーン 日本語 台湾語(発音) 使い方のポイント
食事 刺身ください サシミ 海鮮レストランでそのまま通じることが多い
食事 おでんはありますか オーレン(台語) 夜市の屋台でおでん系メニューを注文する際に
移動 バイクで行く オートバイ(オウドゥマイ) 台湾ではバイクをオートバイと呼ぶ
挨拶 ありがとうございます 多謝(ドージア) 台語の感謝表現。年配の方に特に喜ばれる
買い物 安いですね 真俗(チンシオク・台語) 激安という日本語もそのまま通じることがある
医療 注射をする 注射(ツゥーシア) 病院での会話で日本語と意味が同じ
日常 名刺をどうぞ 名刺(メイシ) ビジネスシーンで日本語名刺がそのまま通じる

台湾旅行で年配の方に台湾語の挨拶をしてみると、とても喜ばれることが多いです。

日本語由来の台湾語を知っていると、単なる観光客ではなく台湾の文化と歴史に理解を持つ旅行者として歓迎されやすくなります。

ただし日本語と同じ意味であっても発音(イントネーション・声調)は台湾語独自のルールがあるため、現地の方の発音をよく聞いて使うことを意識しましょう。

よくある質問

Q. なぜ台湾語に日本語と同じ意味の言葉があるのですか?

A. 1895年から1945年までの50年間、台湾が日本の統治下に置かれていたためです。この期間に日本語が教育・行政・日常生活に深く浸透し、乗り物・医療・食べ物・道具など多くの分野で日本語がそのまま台湾語の語彙として定着しました。特に当時の台湾に存在しなかった新しい概念・物品には日本語の名称がそのまま使われたため、現在も残っています。

Q. 台湾語と中国語(華語)は同じ言語ですか?

A. 異なります。台湾の公用語は中国語(繁体字・北京語ベースの華語)ですが、台湾語(台語・台湾閩南語)は福建省南部の閩南語がルーツの別の言語です。日本語由来の語彙は特に台湾語(台語)の中に多く残っており、中国語(華語)では異なる表現が使われているケースが多いです。

Q. 日本語と同じ漢字を使っているのに意味が全く違う台湾語はありますか?

A. 多くあります。代表的なものとして愛人(台湾では恋人・配偶者の意味)・娘(台湾では母の意味)・勉強(台湾では無理をするの意味)・湯(台湾ではスープの意味)・東西(台湾では物・品物の意味)などがあります。これらは日本語の感覚でそのまま使うと誤解が生じることがあるため注意が必要です。

Q. 台湾旅行でおすすめの日本語由来の台湾語はどれですか?

A. 食事の場面ではさしみ・おでん・味噌・てんぷらが通じやすいです。挨拶では台語の多謝(ドージア=ありがとう)も喜ばれます。年配の台湾の方にはおじさん(オージーサン)・おばさん(オーバサン)という言葉も親しみを感じてもらいやすいです。ビジネスシーンでは名刺(メイシ)が日本語と同じ意味で使えます。

Q. 現代の日本語も台湾に浸透していますか?

A. はい、日本のアニメ・ドラマ・音楽・ゲームの影響で激安・女優・邪魔・放題・宅(オタク)・萌えといった現代語が台湾の若者を中心に普及しています。また2024年には台湾語と日本語を組み合わせた台日ミックス語が話題になるなど、日台の言語交流は現在も活発に進行中です。

Q. 台湾語のオートバイとはどういう意味ですか?

A. 台湾語でオートバイ(歐兜邁・オウドゥマイ)はバイク・オートバイのことを指します。日本語のオートバイがそのまま台湾語に音写されたものです。台湾はバイクの保有台数が世界有数の多さで、現在も日常的に使われている言葉です。

Q. てんぷらは台湾語でも同じ意味ですか?

A. 台湾では天ぷら(甜不辣・ティエンブーラー)は日本の揚げ料理のことではなく、練り物・さつまあげのことを指します。日本統治時代に日本から持ち込まれた食品の名称がそのまま使われ続けた結果、指す対象が変化した興味深い例です。台湾の夜市でてんぷらを注文すると、さつまあげ系の練り物が提供されます。

まとめ:日本語と台湾語は歴史でつながっている

台湾語の中には日本語と同じ意味を持つ言葉が非常に多く残っています。

その背景には1895年から1945年までの50年間にわたる日本統治の歴史があります。

食べ物(さしみ・おでん・てんぷら・みそ)・乗り物(オートバイ・トラック・エンジン)・日用品(かばん・ライター・水筒)・社会制度(月給・出張・注射・名刺)など、あらゆる分野に日本語由来の台湾語が残っています。

一方で同じ漢字でも意味が全く異なる言葉(愛人・娘・勉強・湯・東西など)も多いため、台湾で漢字をそのまま使う際には注意が必要です。

近年は日本のポップカルチャーを通じて激安・女優・放題・邪魔などの現代語も台湾に広まり、日台の言語交流は現在も続いています。

台湾語の中の日本語由来の言葉を知ることは、単語の知識を増やすだけでなく、日本と台湾の深い歴史的・文化的つながりを理解する入り口になります。

台湾旅行の際にこれらの言葉を使ってみると、現地の方との距離がぐっと縮まるはずです。

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