台湾マジョリカタイル完全ガイド!歴史・博物館・購入できる店・雑貨まで徹底解説【2026年最新版】

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目次

この記事の要約

  • マジョリカタイルとはレリーフ(凹凸模様)が施されたカラフルな装飾タイルで、台湾では花磚(ファーズワン)と呼ばれます。
  • 大正初期〜昭和初期に日本で量産された和製マジョリカタイルが、日本統治時代に台湾へ多数輸入・普及しました。
  • 1920年代〜1930年代、台湾では住宅の外壁や玄関・屋根まわりにマジョリカタイルを使うことが富と幸福の象徴とされていました。
  • 嘉義市に台湾花磚博物館(本館)があり、台湾最大規模のマジョリカタイルコレクションを展示しています。
  • 台北の西門紅楼内に台湾花磚博物館の分館があり、アクセスが良くお土産雑貨も購入できます。
  • マジョリカタイルモチーフのマスキングテープ・コースター・コンパクトミラー・マグネットなどのお土産雑貨が人気です。
  • 台湾の各地に建築装飾として残る本物のマジョリカタイルは、台湾旅行のレトロ建築めぐりの大きな楽しみです。

台湾の古い建物を歩いていると、外壁や玄関まわりに鮮やかでレトロな装飾タイルが使われているのを見かけます。

それがマジョリカタイルです。

青・緑・黄・朱色などのカラフルな色彩と、花・蝶・果物・幾何学模様が組み合わさったそのデザインは、一度見たら忘れられない美しさがあります。

台湾ではこのタイルを花磚(ファーズワン)と呼び、日本統治時代(1895〜1945年)の建築文化を象徴するものとして大切にされています。

近年は台湾のお土産としても大変人気が高く、マジョリカタイルをモチーフにした雑貨・グッズが台湾各地で販売されています。

この記事では、台湾のマジョリカタイルについて歴史・見どころ・購入できる場所・おすすめ雑貨・旅行での楽しみ方まで詳しく解説します。

台湾のレトロ建築・工芸品・お土産に興味のある人にとって必読の内容です。

マジョリカタイルとは何か

マジョリカタイルの起源

マジョリカタイルの名前の由来は、スペインのマジョリカ島(マヨルカ島)にあります。

中世末期、地中海西部のマジョリカ島を経由して輸出されていたスペインの錫釉(すずゆう)色絵陶器が、後に「マジョリカ陶器」と呼ばれるようになりました。

19世紀、イギリスの陶磁器メーカーがこの陶器の技法を応用した装飾タイルをマジョリカタイルという商品名で発売しました。

レリーフ(凹凸模様)が施された表面に釉薬(ゆうやく)をかけて焼き上げたタイルで、鮮やかな発色と立体感のある装飾が特徴です。

その美しさはヨーロッパ・アジア・アメリカへと広まり、建築装飾として世界中で使われるようになりました。

和製マジョリカタイルの誕生

イギリスのマジョリカタイルが日本に伝わったのは明治時代のことです。

日本の陶磁器メーカーはイギリスのタイルをもとに、日本独自のデザインを加えた和製マジョリカタイルを大正初期から昭和初期にかけて量産しました。

主な生産地は愛知県の常滑、兵庫県の淡路島などです。

和製マジョリカタイルは桜・梅・菊・蝶などの和柄に加えて、バラ・チューリップ・ユリなどの洋花も取り入れた折衷的なデザインが多く見られます。

量産技術の発達によって比較的低コストで製造できたため、日本国内だけでなくアジア各地に輸出されました。

台湾でのマジョリカタイルの呼び名と意味

台湾ではマジョリカタイルを花磚(ファーズワン)と呼びます。

花磚という言葉は、花のような美しい模様のレンガ・タイルという意味を持ちます。

英語ではOld Taiwan Tiles(オールド台湾タイルズ)とも呼ばれています。

台湾では100年以上前のオリジナルのマジョリカタイルを指すときに特に花磚という言葉を使い、現代の復刻版タイルと区別することがあります。

台湾にマジョリカタイルが広まった背景

日本統治時代(1895〜1945年)の建築文化

台湾にマジョリカタイルが普及したのは、主に1920年代〜1930年代のことです。

この時期、台湾は日本統治下にあり、日本から多くの文化・技術・産品が持ち込まれました。

マジョリカタイルも日本の製造メーカーから台湾に大量輸入された産品の一つです。

当時の台湾では、住宅の外壁・玄関・屋根まわりにマジョリカタイルで装飾することが、財力と社会的地位の象徴とみなされていました。

それまでの中国建築の装飾は、熟練職人が長い時間をかけて彫刻や陶細工を施すものが主流でした。

一方、マジョリカタイルは工場で大量生産されたため比較的手軽に入手でき、一般の富裕層にまで装飾文化が広まるきっかけになりました。

台湾南部・中部の農村地帯でも、豊かな農家や地主がこぞって住宅の装飾にマジョリカタイルを使いました。

なぜ台湾にだけ多く残っているのか

日本でも同じ時期にマジョリカタイルが建築に使われていましたが、現在は日本での現物を見つけることが非常に難しくなっています。

戦時中の空襲・戦後の復興開発・高度経済成長期の建て替えなどによって、当時の建物の多くが失われたからです。

一方、台湾ではレトロな古民家がそのまま残されているケースが多くあります。

台湾中部・南部の農村地帯や旧市街には、日本統治時代に建てられた建物がいまだに現役で使われているものも多いです。

この建築保存の文化が、台湾に本物のマジョリカタイルが多く残っている大きな理由です。

台湾のマジョリカタイルは、日本の近代建築文化と台湾の建築文化が融合した、唯一無二の文化遺産です。

保存活動と文化的再評価

台湾でも1990年代以降、都市再開発や古民家の取り壊しによってマジョリカタイルが失われるケースが増えてきました。

建物が取り壊されるとタイルも廃棄・散逸してしまうため、保存の重要性が叫ばれるようになりました。

こうした危機感から、有志によるマジョリカタイルの収集・保護活動が始まりました。

台湾花磚博物館の創設者である徐嘉彬氏は、20年以上にわたって台湾各地の古民家から廃棄されそうなタイルを集め続けました。

2016年、徐氏は集めたタイルを一般公開するために嘉義市に台湾花磚博物館をオープンしました。

近年は台湾の若いデザイナーやクリエイターたちにもマジョリカタイルのデザインが再評価されており、現代のファッション・雑貨・インテリアへの応用が盛んになっています。

台湾花磚博物館(嘉義本館)

博物館の概要

台湾花磚博物館(英語名:Museum of Old Taiwan Tiles)は、台湾で最も多くのマジョリカタイルを所蔵・展示する専門博物館です。

嘉義市の材木商が使っていた古民家をリノベーションした、こじんまりとした建物に博物館があります。

建物自体はコンパクトで、「博物館」という名称から大きな施設を想像すると通り過ぎてしまうという声もあります。

しかし館内に入ると、四方の壁を埋め尽くす数百枚のマジョリカタイルに圧倒されます。

タイルは実際の古民家の建具・家具・欄間などに組み込まれた状態で展示されており、当時の生活空間の雰囲気を感じながら鑑賞できます。

床・壁・棚・柱のあらゆる場所にタイルが配置されており、どこを見ても写真映えするスポットです。

見どころ

台湾花磚博物館の最大の見どころは、日本統治時代に製造された本物のオリジナルマジョリカタイルの数々です。

100年以上前のタイルが今も鮮やかな色彩を保っており、その保存状態に驚く来館者も多いです。

花・蝶・鳥・果物・幾何学模様などのモチーフが施されたタイルは、それぞれ一枚一枚がアートです。

当時の住宅建材として使われた扉・窓枠・階段手すりなどもタイルと組み合わせて展示されており、生活文化全体を体感できます。

館内では復刻版マジョリカタイルやオリジナル雑貨の販売も行われており、お土産の購入もできます。

項目 詳細
正式名称 台湾花磚博物館(Museum of Old Taiwan Tiles)
住所 嘉義市西区林森西路282號
営業時間 10:00〜17:00(最終入場16:30)
定休日 不定休(事前確認推奨)
入場料 大人:200台湾ドル程度(変動あり)
アクセス 台鉄・高鐵嘉義駅から徒歩約10分

嘉義への行き方

嘉義は台湾中南部に位置する都市で、台北から高鐵(台湾新幹線)で約1時間30分です。

高鐵の嘉義駅は嘉義市の郊外にあります。

台鉄の嘉義駅(市内中心部)から博物館までは徒歩約10分とアクセスしやすいです。

高鐵嘉義駅からは台鉄に乗り換えるか、タクシーを利用して嘉義市内に向かいましょう。

嘉義には阿里山(アリシャン)への登山鉄道の起点もあり、阿里山観光と組み合わせるのが人気のルートです。

台湾花磚博物館 分館(台北・西門紅楼)

分館の概要

嘉義の本館に行く時間がない場合や台北旅行中にマジョリカタイルに触れたい場合は、台北の西門紅楼内にある分館がおすすめです。

西門紅楼は台北・西門町にある日本統治時代に建てられた歴史的建造物で、2007年にリノベーションされてクリエイティブな複合施設になりました。

赤レンガ造りのノスタルジックな建物の中に、メイドイン台湾の雑貨店・カフェ・デザインショップが集まっています。

分館は西門紅楼の16工房エリアの奥に位置する小さなスペースです。

コンパクトながら壁一面に本物のオリジナルマジョリカタイルが展示されており、タイルの迫力を十分に感じられます。

分館で購入できるもの

分館では、マジョリカタイルをモチーフにしたオリジナル雑貨が豊富に揃っています。

人気の商品をまとめると以下の通りです。

  • コンパクトミラー:マジョリカタイルの柄が施されたポケットサイズの手鏡。実用的でプレゼントにも喜ばれます
  • マスキングテープ:マジョリカタイルの柄をプリントしたカラフルなマスキングテープ。種類が豊富で複数買いしやすい人気商品
  • コースター:陶器製・ブリキ製など素材違いのコースター。インテリアとしても使える実用的なお土産
  • マグネット:冷蔵庫やホワイトボードに貼れるマグネット。手軽に買えて荷物にならない人気商品
  • ピンバッジ・ワッペン:ファッションに取り入れやすいアクセサリー系雑貨
  • 復刻版マジョリカタイル:本物のタイルをもとに復刻生産したタイル単体。インテリアとして飾れます
項目 詳細
名称 台湾花磚博物館 分館(西門紅楼内)
住所 台北市萬華区成都路10號(西門紅楼16工房内)
営業時間 11:00〜21:30(金・土は22:00まで)
定休日 月曜日
アクセス MRT西門駅1番出口から徒歩約2分

マジョリカタイルのデザインと種類

モチーフ別の分類

マジョリカタイルのデザインは非常に多彩です。

主なモチーフを分類すると以下のように整理できます。

カテゴリ 代表的なモチーフ 意味・由来
花卉(花・植物) バラ・牡丹・梅・桜・菊・ユリ・チューリップ・蓮 繁栄・美・長寿などの縁起を表す
動物・昆虫 蝶・鳥(孔雀・ツバメ)・鹿・魚 幸運・縁起・長寿の象徴
果物 ザクロ・桃・リンゴ・ブドウ 子孫繁栄・豊穣・財運を表す
幾何学模様 六角形・菱形・唐草模様・格子模様 境界や区切りの装飾・バランスの象徴
風景・建築 富士山・橋・灯台・帆船 和製マジョリカタイルに多い日本的モチーフ

色彩の特徴

マジョリカタイルの最大の魅力の一つが、その鮮やかな色彩です。

青(コバルトブルー)・緑・黄・朱赤・クリーム色などを組み合わせたカラフルな色使いが特徴です。

釉薬(ゆうやく)を使って焼成されたタイルは、100年以上経過した現在でも色彩が鮮明に保たれているものが多いです。

台湾の強い日差しや雨にさらされながらも色あせないタイルの耐久性は、当時の職人技術の高さを物語っています。

本物のオリジナルタイルと復刻版の違い

台湾の博物館や雑貨店では、100年以上前のオリジナルタイルと現代に復刻生産されたタイルの両方が存在します。

項目 オリジナルタイル(本物) 復刻版タイル
製造年代 主に大正〜昭和初期(1910〜1940年代) 2000年代以降に復刻生産
希少性 非常に高い・数に限りがある 生産可能な数量
価格 状態や柄により数千〜数万円以上 1枚数百〜数千円程度
入手場所 博物館・アンティーク市場・専門店 博物館ショップ・雑貨店・ネット通販
デザイン 当時の図案をそのまま使用 オリジナルを忠実に復元・一部アレンジ

旅行のお土産として持ち帰るなら、復刻版タイルやタイルモチーフの雑貨が実用的でおすすめです。

コレクターや建築・デザインの専門家には、オリジナルタイルを所蔵している専門店やアンティーク市場での購入も選択肢になります。

台湾各地でマジョリカタイルを見られる場所

嘉義・台南エリア

台湾南部の嘉義・台南エリアは、マジョリカタイルが使われた建物が最も多く残っているエリアです。

嘉義市内の旧市街を歩くと、古民家の外壁・玄関・軒裏などにマジョリカタイルが使われている建物を見つけることができます。

台南の安平エリアや旧市街には、日本統治時代に建てられた商家・住宅が数多く残っており、マジョリカタイルの実物を日常の風景の中で見られます。

台南は台湾でも特に歴史的建造物の保存意識が高い都市で、建物の外観を保ちながらリノベーションしてカフェや雑貨店にしているケースが多いです。

台中エリア

台中にも日本統治時代の建物が多く残っています。

特に台中市内の旧市街・第四信用合作社周辺・審計新村などのエリアには、レトロな建物が集まっています。

台中の古民家カフェ・リノベーション店舗では、オリジナルのマジョリカタイルを壁装飾として残しているところも少なくありません。

カフェや雑貨店に入ったときに壁や床をよく見ると、思わぬ場所でマジョリカタイルに出会えることがあります。

彰化・鹿港エリア

台湾中西部の彰化県にある鹿港(ルーガン)は、清朝時代から続く歴史都市で、台湾で最も古い街並みが残る場所の一つです。

鹿港の老街(古い街並みエリア)を歩くと、古民家の壁面・玄関まわりにマジョリカタイルが使われた建物をいくつも見つけられます。

鹿港天后宮(妈祖廟)の周辺エリアにも歴史的な建物が多く残っており、マジョリカタイルと廟文化を合わせて楽しめるエリアです。

台北から鹿港へは台鉄で彰化駅まで移動し、バスに乗り換えてアクセスします。

台北エリア

台北でもマジョリカタイルを見られる場所があります。

迪化街(ディーホアジエ)は清朝・日本統治時代の建物が残る歴史的な商業街で、建物の外壁装飾にタイルが使われているものがあります。

大稻埕エリアは台北の中でも最も歴史的建造物が密集しているエリアで、レトロな外観のビル・商家が連なっています。

迪化街・大稻埕をゆっくりと歩きながら、建物の細部に使われたタイルを探す旅は、台湾のレトロ建築好きには特におすすめの楽しみ方です。

マジョリカタイルのお土産・雑貨の選び方

おすすめのお土産アイテム

台湾旅行でマジョリカタイルに関連するお土産を選ぶなら、以下のアイテムが特に人気です。

  • マスキングテープ:軽くてかさばらず、価格も手頃。デザインの種類が豊富で複数柄を集める楽しみがあります。ステーショナリー好きへのプレゼントにも最適です
  • コースター(陶器製):実際のタイルと同素材の陶器製コースターは、インテリアとしてもテーブルウェアとしても使えます。少し重さがありますが、旅行の思い出として長く使える品です
  • コンパクトミラー:タイル柄の小さな手鏡は持ち運びしやすく、実用的なお土産として人気があります
  • ポストカード・ポスター:軽くて荷物にならず、インテリアとして飾れます。価格も安価なので複数枚購入しやすいです
  • トートバッグ・エコバッグ:マジョリカタイル柄のプリントが施されたエコバッグは、日常使いできる実用的なお土産です
  • 復刻版タイル単体:本物のタイルをもとに復刻生産されたタイルは、壁に飾ったりフレームに入れてインテリアにしたりできます

購入できる場所の比較

購入場所 品揃え 価格帯 アクセス
台湾花磚博物館 分館(台北・西門) 公式オリジナル商品・復刻タイル・雑貨 100〜3,000台湾ドル程度 MRT西門駅から徒歩2分・最もアクセスしやすい
台湾花磚博物館 本館(嘉義) 最も豊富な公式グッズ・希少な復刻タイル 100〜5,000台湾ドル程度 台北から高鐵で約1時間30分
Pinkoi(ピンコイ・台湾発ECサイト) 多数のデザイナーによるマジョリカタイル雑貨 デザイナーにより異なる オンライン購入・日本への国際発送対応
台湾の雑貨店・ライフスタイルショップ 店舗によって異なる・流行デザインが多い 100〜2,000台湾ドル程度 台北・台中・台南の繁華街に多数
楽天市場(日本のオンライン通販) タイル柄生地・雑貨など約200〜230件 商品によって大きく異なる 日本国内から購入可能

通販での購入

台湾旅行の予定がない場合でも、マジョリカタイル関連商品は日本国内から入手できます。

楽天市場では台湾マジョリカタイルで検索すると230点以上の商品が見つかります。

タイル柄の生地・コースター・マスキングテープ・ポスターなどが台湾からの国際発送または日本の輸入販売店を通じて購入できます。

台湾発のデザインマーケットプレイスであるPinkoi(ピンコイ)でも、台湾のデザイナーによるマジョリカタイル雑貨を多数購入できます。

Pinkoiは日本語対応しており、日本への国際配送にも対応しているため、旅行前に予習として購入するのもいい方法です。

台湾のマジョリカタイルと日本の関係

和製マジョリカタイルを作った産地

台湾に輸出された和製マジョリカタイルのほとんどは、日本で生産されたものです。

主な生産地は愛知県の常滑(とこなめ)・兵庫県の淡路島・愛知県の瀬戸などの陶磁器産地でした。

特に淡路島では現在も和製マジョリカタイルの製造が続いており、当時の乾式成形工法にのっとって職人が一枚一枚手作業でタイルを製造しています。

淡路島では復刻版マジョリカタイルの販売・絵付け体験ワークショップも行われており、日本でマジョリカタイルに触れることができます。

日本でマジョリカタイルが残っている場所

日本国内では台湾ほど多くのマジョリカタイルが残っていませんが、以下の場所で見ることができます。

  • 兵庫県・淡路島:製造元のマジョリカタイルメーカーの資料・展示
  • 愛知県・常滑市:陶磁器産地としての歴史的タイルの資料展示
  • 各地の古民家・銭湯・古い商店建築:外壁・腰壁・浴室の装飾タイルとして残っているケースがある

台湾旅行でマジョリカタイルの魅力に目覚めた後は、日本国内での和製マジョリカタイルの痕跡を探す旅も楽しみ方の一つです。

よくある質問

Q. マジョリカタイルとは何ですか?

A. マジョリカタイルは、表面にレリーフ(凹凸模様)が施されたカラフルな装飾タイルです。もともとはイギリスのタイルメーカーが商品名としてつけたもので、日本ではこれをもとにした和製マジョリカタイルが大正〜昭和初期に量産されました。台湾では花磚(ファーズワン)と呼ばれ、日本統治時代に住宅の装飾として多く使われました。

Q. 台湾のどこでマジョリカタイルを見られますか?

A. 嘉義市の台湾花磚博物館が最も多くのタイルを展示しています。台北では西門紅楼内の分館でタイルを見てお土産も購入できます。また台南・鹿港・台中などの旧市街を歩くと、古民家の外壁・玄関まわりに本物のオリジナルタイルが使われた建物を実際に見られます。

Q. マジョリカタイルのお土産はどこで買えますか?

A. 台北の西門紅楼内にある台湾花磚博物館分館が最もアクセスしやすい購入場所です。MRT西門駅から徒歩2分です。嘉義の本館では品揃えが最も豊富です。また台湾のデザインECサイトPinkoi(ピンコイ)や楽天市場でもオンライン購入が可能です。

Q. マジョリカタイルはなぜ台湾に多く残っているのですか?

A. 日本では戦後の空襲・復興開発・高度経済成長期の建て替えによって、当時の建物の多くが失われました。一方台湾では古民家がそのままの形で残されているケースが多く、日本統治時代の建物が現在も使われていることが多いです。この建築保存文化が、台湾にマジョリカタイルが豊富に残っている主な理由です。

Q. マジョリカタイルの博物館(嘉義)への行き方は?

A. 台北から高鐵(台湾新幹線)で嘉義駅まで約1時間30分です。台鉄の嘉義駅(市内)からは博物館まで徒歩約10分です。高鐵嘉義駅からは台鉄乗り換えまたはタクシーを使って嘉義市内に向かいましょう。阿里山観光との組み合わせが人気のルートです。

Q. 本物のオリジナルタイルと復刻版の違いは何ですか?

A. オリジナルタイルは大正〜昭和初期(1910〜1940年代)に製造された100年以上前のタイルで、希少性が高く価格も高めです。復刻版タイルは現代に忠実に再現されたタイルで、手軽に購入できます。博物館のショップで購入できるタイルは基本的に復刻版です。お土産や自宅インテリアとしては復刻版が実用的です。

Q. 日本でもマジョリカタイルを購入できますか?

A. 購入できます。楽天市場でマジョリカタイルと検索すると台湾産の雑貨・生地・コースターなどが見つかります。台湾のデザインECサイトPinkoi(ピンコイ)でも日本への国際配送に対応したショップが多数あります。また兵庫県の淡路島では現在も和製マジョリカタイルを製造しており、購入・絵付け体験も可能です。

まとめ

台湾のマジョリカタイル(花磚)は、日本統治時代に日本から輸入された和製マジョリカタイルを起源とする台湾の大切な文化遺産です。

1920〜1930年代に台湾の富裕層の住宅を飾ったカラフルなタイルは、100年以上経った現在も台湾各地の古民家の外壁・玄関まわりに鮮やかな色彩を保って残っています。

嘉義の台湾花磚博物館(本館)は台湾最大のマジョリカタイルコレクションを誇り、写真映えするスポットとして台湾旅行のリピーターにも人気の場所です。

台北の西門紅楼内にある分館は、MRT西門駅から徒歩2分という抜群のアクセスで、展示観覧とお土産購入の両方が楽しめます。

マスキングテープ・コースター・コンパクトミラーなどのマジョリカタイルモチーフ雑貨は、台湾土産として非常に人気が高く、デザイン性の高さと手頃な価格が魅力です。

嘉義・台南・鹿港・台北の旧市街を歩きながら建物の細部に目を向けると、本物のオリジナルタイルを日常の風景の中で発見できます。

台湾旅行でマジョリカタイルの魅力に気づくと、旅の楽しみ方がさらに豊かになります。ぜひこの記事を参考に、台湾のレトロ可愛いマジョリカタイルの世界を体験してください。

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