台湾で地震が多い理由と旅行中の対策を徹底解説!歴史・震度・安全行動まとめ【2026年最新版】

本サイトはAmazonアソシエイトとして適格販売により収入を得ています。
目次

この記事の要約

  • 台湾はフィリピン海プレートとユーラシアプレートがぶつかり合う場所に位置しており、世界有数の地震多発地帯です。
  • 台湾中央気象署によると、今後50年以内にM6.5以上の地震が発生する確率は99%にのぼります。
  • 1999年の921大地震(M7.7)では死者2,415人、全壊家屋5万棟以上という戦後最大の被害が出ました。
  • 2024年4月の花蓮地震(M7.4)では、耐震建築の普及により建物倒壊による死者が最小限に抑えられました。
  • 旅行中に地震が発生した場合は、低く構えて頭を守り、揺れが収まるまで安全な場所にとどまることが最優先です。
  • 台湾旅行前に緊急速報アプリの設定と大使館・領事館の連絡先確認を行っておくことが重要です。

台湾旅行を計画しているとき、ふと「台湾って地震が多いのでは?」と不安になる方は少なくありません。

結論からいうと、台湾は世界でも有数の地震多発地帯です。

しかし、だからといって旅行をあきらめる必要はありません。

正しい知識と事前準備があれば、地震リスクを適切に管理しながら安全に旅を楽しめます。

この記事では、台湾で地震が多い理由、歴史的な大地震の記録、実際に地震が起きたときの安全な行動、旅行前にやっておくべき備えまでを網羅的に解説します。

なぜ台湾は地震が多いのか

プレート境界に位置する地理的な宿命

台湾が地震大国である最大の理由は、その地理的な位置にあります。

台湾の西岸はユーラシアプレートの上に、東岸はフィリピン海プレートの上に位置しています。

この2つのプレートが台湾の地下でぶつかり合っており、膨大なエネルギーが蓄積されています。

さらに東岸の北部では、大陸側のプレートの下に太平洋側のプレートが沈み込んでいます。

南部では逆に、太平洋側のプレートの下に大陸側が沈み込む構造になっています。

東岸の沖合では2つのプレートが互いにぶつかり合い、どちらも沈み込めない状態が続いています。

このため、東部沿岸は特に地震の多発地帯となっています。

日本と同じ環太平洋火山帯に属する

台湾は日本と同じ環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイア)に位置しています。

この地帯は地球上で最も地震活動が活発な地域の一つです。

日本列島が北プレート・太平洋プレートなどの衝突地帯にあるのと同様に、台湾もプレートの境界上にあります。

台湾全土に無数の活断層が走っており、内陸型の直下型地震も繰り返し発生してきました。

台湾中央気象署地震測報センターの調査によると、台湾では過去平均で年3回以上マグニチュード6クラスの地震が発生しています。

地震発生の頻度と規模の実態

台湾では毎年数千回の地震が観測されます。

その多くは人が感じない微小地震ですが、体で感じられる有感地震も年に数十回以上発生します。

台湾中央気象署によると、今後50年以内にマグニチュード6.5以上の地震が発生する確率は99%です。

マグニチュード7.0以上の地震が起きる確率も54%に達するとされています。

一方で、陸上断層の長さから計算すると、マグニチュード8以上の超巨大地震は発生しないとみられています。

台湾の大地震は概ね30年ごとの周期があるとされ、1999年の921大地震を基準にすると、2030年前後に次の大地震が起きる可能性が指摘されています。

台湾の歴史的な大地震の記録

1999年 921大地震(集集地震)

台湾の近代史において最も大きな被害をもたらした地震が、1999年9月21日に発生した921大地震です。

午前1時47分という就寝中の時間帯に、マグニチュード7.7の直下型地震が台湾中部を襲いました。

震源は南投県集集鎮付近の車籠埔(しゃろうほ)断層のズレによるものでした。

この地震で死者2,415人、重傷者1万1,305人という甚大な人的被害が発生しました。

全壊した家屋は5万1,711棟にのぼり、戦後台湾最大の災害として記録されています。

この地震を教訓に、台湾では耐震基準の大幅な見直しと防災体制の抜本的な改革が行われました。

921大地震は台湾の防災意識を大きく変えた転換点として、現在でも防災教育の場で語り継がれています。

2016年 台南地震(美濃地震)

2016年2月6日の早朝、台湾南部を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生しました。

台南市では最大震度6強を観測し、集合住宅の倒壊により117人が死亡しました。

古い耐震基準で建てられたマンションが崩壊し、多くの人々が建物の下敷きになりました。

この地震では耐震補強の不備と設計不良が被害を拡大させたと指摘されており、建築基準のさらなる強化につながりました。

2024年 花蓮地震(0403地震)

2024年4月3日の朝、台湾東部・花蓮県沖でマグニチュード7.4の大地震が発生しました。

これは1999年の921大地震以来、約25年ぶりに発生した規模の大きな地震です。

最大震度6強を花蓮県で観測し、震度4〜5の揺れが台北などの北部でも記録されました。

この地震では17人の死亡が確認され、2人が行方不明となりました。

死者の多くは建物の倒壊ではなく、落石や崖崩れによるものでした。

BBC(英国放送協会)の分析によると、921大地震以降に普及した耐震建築のおかげで、M7.4という規模にもかかわらず建物倒壊による死者が非常に少なく抑えられたとされています。

台湾の耐震対策の成果が世界から注目された地震でもありました。

花蓮は観光地として人気が高く、この地震発生時も多くの日本人旅行者が現地にいました。

在台日本人や旅行者は台北日本台湾交流協会などの指示に従い、冷静に対応したと報告されています。

2025年以降の主な地震

2025年1月21日には台湾南部・嘉義県を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生し、最大震度6弱を観測しました。

その後も台東県・東部海域を震源とする地震が相次ぎ、台湾中央気象署は繰り返し余震への警戒を呼びかけています。

2025年8月には東部沖でM6.2の地震が観測され、M5〜5.5程度の余震が発生する可能性も示されました。

台湾は地震のない時期が数カ月続いただけでも「久しぶりの揺れ」と感じることがないほど、地震が日常的に起きている地域です。

台湾の地震対策と防災体制

921大地震以降の建築基準の強化

台湾では921大地震を機に、建築基準法が大幅に改定されました。

新しい耐震基準が策定され、既存建物の耐震改修が義務づけられるようになりました。

ホテルや商業施設など多くの人が利用する建物には特に厳格な耐震基準が適用されています。

2024年の花蓮地震でM7.4という大地震でも建物倒壊による死者が少なかったのは、この耐震対策の成果といえます。

緊急速報システムの整備

台湾では地震発生時に携帯電話への緊急アラートが自動配信されるシステムが整備されています。

台湾中央気象署は国家防災日(毎年9月21日)に合わせて、地震・津波の緊急情報一斉配信訓練を定期的に実施しています。

訓練では「まず低く、頭を守り、動かない」という安全確保行動の周知も行われています。

このシステムにより、P波(初期微動)を感知してからS波(主要動)が到達するまでの数秒〜数十秒で警報が発令されます。

落石・土砂崩れへの対策

台湾の地震被害の特徴として、建物倒壊よりも落石・土砂崩れによる被害が多い点が挙げられます。

2024年花蓮地震でも死者の多くが落石によるものでした。

台湾東部の山岳地帯は地質的に脆弱な部分が多く、地震発生後に山道や渓谷付近を歩くことは特に危険です。

台湾政府は山岳地帯のモニタリングシステムを整備し、地震後の通行規制を迅速に行う体制を取っています。

旅行者が知っておくべき台湾の震度区分

台湾の震度階級は日本と異なるため、事前に理解しておくことが重要です。

台湾では中央気象署が独自の震度スケール(0〜7の8段階)を使用しています。

台湾の震度 体感の目安 日本震度のおおよその対応
0(無感) 人は感じない。計器でのみ観測 0
1(微震) 静止時に感じる程度 1
2(軽震) 就寝中の人の多くが目を覚ます 2〜3
3(弱震) 棚の食器が揺れ、液体がこぼれる 3〜4
4(中震) 歩行困難。家具が動き始める 4〜5弱
5弱(強震) 固定されていない家具が転倒する 5強
5強(強震) 壁にひびが入り、固定家具が移動 6弱
6弱(烈震) 立っていられない。家屋の一部が損壊 6強
6強(烈震) ほとんどの家屋が損壊・倒壊 7
7(激震) ほぼすべての建物が倒壊 7(極めて強い)

台湾のニュースで「震度5強」と報じられていても、日本の感覚とは異なる基準であることを理解しておきましょう。

現地の速報をリアルタイムで確認するためにも、スマートフォンへの緊急アラートアプリの設定が推奨されます。

旅行中に地震が起きたときの安全行動

室内にいる場合

揺れを感じたら、まず姿勢を低くして頭を守ることが最優先です。

丈夫なテーブルや机の下に潜り込み、脚をしっかり握って揺れが収まるまでその場で待ちます。

机がない場合は、窓のない壁際に移動し、両手で頭と首を覆います。

揺れている最中に出口へ向かって走ることは危険です。

天井からの落下物や棚からの落下物が最大の危険源となるため、ガラス窓や棚の近くから離れましょう。

コンロで調理中であれば、まず火を消します。

就寝中に揺れが来た場合は、床に転がり落ちないようにし、枕で頭を守ります。

揺れが収まったら、出口の確認(扉が変形して開かなくなる前にドアを開けておく)を行います。

ホテルの室内にいる場合

台湾のホテル(特に観光地の主要ホテル)には、客室内に緊急時の避難経路図が掲示されています。

チェックイン後すぐに避難経路を確認しておく習慣をつけることをおすすめします。

揺れが収まった後は、スタッフの指示に従って行動します。

エレベーターは使用せず、非常階段を使って避難します。

ホテル外へ出た後は、建物から十分に離れた広場・公園など開けた場所に移動しましょう。

屋外・観光地にいる場合

屋外にいる場合は、建物・電線・樹木・看板から離れて身を守ります。

ショッピングモール内にいる場合は、棚の近くから離れ、柱やカウンター付近に移動します。

買い物カゴやリュックサックで頭を保護することも有効です。

MRT(地下鉄)などの車内では、つり革や手すりをしっかりつかんで転倒を防ぎます。

慌てて出口に向かって走ることは転倒や将棋倒しの危険があります。

山岳エリア・渓谷・断崖近くにいる場合は、落石が最大の危険です。

できるだけ崖や斜面から離れた場所に移動し、身をかがめて頭を守ります。

海岸や港にいる場合は、地震後すぐに高台へ避難します。

津波は地震後20〜30分以内に到達する場合があるため、素早い避難が必要です。

車を運転している場合

揺れを感じたら、ゆっくりと減速してハザードランプを点灯させ、路肩に停車します。

橋の上・トンネル内・電線の下・急斜面の付近には停めないようにします。

揺れが収まるまで車内に留まり、その後はラジオや地元の情報に従って行動します。

旅行前に準備すべき防災対策

スマートフォンへの緊急アラート設定

台湾では、地震発生時に携帯電話へ緊急速報が配信されます。

日本のSIMカードを使っていても、台湾の緊急速報を受信できる場合があります。

台湾の地震情報をリアルタイムで受け取るためのアプリとして、台湾中央気象署の公式アプリや防災アプリを事前にインストールしておくと安心です。

Wi-Fi環境がなくても動作するオフラインマップも合わせてダウンロードしておきましょう。

在台日本人向けの連絡先を把握しておく

旅行前に、日本台湾交流協会(台北事務所・高雄事務所)の緊急連絡先を控えておくことをおすすめします。

日本台湾交流協会 台北事務所の電話番号は +886-2-2713-8000 です。

高雄事務所の電話番号は +886-7-771-4008 です。

外務省の海外安全情報も随時更新されるため、出発前と現地滞在中に確認する習慣をつけましょう。

海外旅行保険への加入

台湾旅行では、地震をはじめとする自然災害に対応した海外旅行保険への加入が強く推奨されます。

地震による負傷・医療費・帰国費用の補償が含まれているかを事前に確認してください。

クレジットカード付帯の旅行保険は補償内容が限定される場合があるため、単独の旅行保険への加入も検討しましょう。

宿泊先の耐震性を確認する

台湾では1999年の921大地震以降に建てられたホテルや宿泊施設には、改定後の耐震基準が適用されています。

古い建物に宿泊する場合は、耐震改修がされているかを確認することをおすすめします。

観光地の主要ホテルチェーンは概ね耐震対策が施されており、安全性は高い水準にあります。

旅行中の携帯品と緊急時の持ち物

災害時に必要な最低限の持ち物として、以下を常に携行しておくと安心です。

  • パスポートのコピー(本体は宿泊先のセーフティボックスに保管)
  • クレジットカードと少額の現金(台湾ドル)
  • スマートフォンと充電器・モバイルバッテリー
  • 日本台湾交流協会の緊急連絡先メモ
  • 宿泊ホテルの住所カード(タクシー乗車時にも使える)
  • 携帯用飲料水(最低500ml)

日常的な旅行の携行品に少し防災意識を加えるだけで、緊急時の対応力が大きく変わります。

防災グッズの選び方や日常備えについては、当サイトの関連記事も参考にしてください。

防災と備えの教科書 防災ベーシック

地震後に注意すべきこと

余震への備え

台湾では本震の後に数日〜1週間にわたって余震が続くことが一般的です。

台湾中央気象署は大きな地震の後、必ず「今後3日〜1週間以内にM4〜5クラスの余震が発生する可能性がある」と注意を呼びかけています。

揺れが収まったからといって油断せず、建物内の安全確認が済むまでは慎重に行動しましょう。

余震で建物が損傷している場合は、スタッフや当局の判断を待ってから室内に戻ります。

情報収集の方法

地震後は正確な情報を得ることが安全行動の前提となります。

台湾中央気象署の公式サイトやアプリでは、震源・震度・津波警報などの情報がリアルタイムで更新されます。

NHKワールドや在台日本人コミュニティのSNSも、日本語での情報収集に役立ちます。

デマや未確認情報に惑わされないよう、公式情報源を最優先にして情報収集をしましょう。

山岳・渓谷エリアへの移動は自粛する

地震後は山岳エリアや渓谷沿いの道路で落石・崖崩れが発生しやすくなります。

2024年花蓮地震では、太魯閣渓谷(タロコ峡谷)で多数の観光客が孤立するという事態が発生しました。

地震後は当局による通行規制が実施されることがあるため、必ず最新の通行情報を確認してから移動してください。

山岳エリアへのハイキングやツアーは、地震後しばらくは自粛することをおすすめします。

水道水・食料の安全確認

大きな地震の後は、水道管の損傷により断水や水質汚染が発生することがあります。

当局から水道水の安全確認が出るまでは、ミネラルウォーターを使用することをおすすめします。

コンビニエンスストアや市場での物資購入は、地震直後に一時的に混雑することがありますが、台湾は物資供給のインフラが充実しており、比較的早期に回復します。

台湾が地震に強くなった理由

921大地震後の防災意識の変革

921大地震は台湾社会に大きな衝撃を与えた一方で、防災体制の抜本的な改革をもたらしました。

建築基準の見直し、耐震改修の推進、学校教育での防災訓練の義務化など、多方面での改革が行われました。

毎年9月21日は「国家防災日」として、全国規模の防災訓練が実施されています。

この訓練では地震・津波に対応した緊急速報の一斉配信も行われており、国民の防災意識の維持に貢献しています。

早期地震警報システムの高度化

台湾は早期地震警報(EEW)システムを高度に整備しており、主要動が到達する数秒〜数十秒前に警告を発することができます。

学校・病院・交通機関などでは自動的にシステムが起動し、安全確保行動が取れる体制が整っています。

このシステムは日本の緊急地震速報と類似した仕組みで、台湾でも広く普及しています。

BBC も認めた台湾の耐震建築の実力

2024年の花蓮地震(M7.4)後、BBCは「20年前の経験が被害を最小限にした」と報道しました。

921大地震の反省をもとに整備された耐震建築の普及が、死者数を大幅に抑えた要因だと分析されています。

マグニチュード7超の地震で死者が17人にとどまったことは、台湾の防災対策の高い水準を示す証明でもあります。

台湾旅行は地震を理由にあきらめる必要はない

台湾が地震大国であることは事実です。

しかし、日本もまた世界有数の地震大国であり、国民が地震と共存しながら生活していることと本質的に同じです。

台湾は921大地震の教訓から耐震対策を大幅に強化しており、旅行者が宿泊する主要ホテルや観光施設の耐震水準は高いレベルにあります。

正しい知識を持ち、事前準備をしっかりと行えば、地震のリスクを必要以上に恐れることなく旅行を楽しめます。

台湾は美食・文化・自然の魅力にあふれた旅行先です。

地震の知識と適切な備えを持った上で、自信を持って台湾旅行を楽しんでください。

よくある質問

Q. 台湾は日本と比べて地震が多いですか?

A. 台湾は日本と同様の地震多発地帯です。年間に観測される地震の回数は日本に次ぐほど多く、M6クラスの地震が年平均3回以上発生します。日本と同じ環太平洋火山帯に位置しており、プレートの衝突による地震活動が非常に活発です。

Q. 台湾旅行中に地震が起きたらまず何をすべきですか?

A. まず姿勢を低くして頭を守り、丈夫なテーブルや机の下に隠れます。揺れが収まるまで移動せず、その場でじっとしていることが基本です。屋外にいる場合は建物・電線・崖から離れた場所へ移動します。海岸にいる場合は揺れが収まり次第、すぐに高台へ避難してください。

Q. 台湾のホテルは地震に対して安全ですか?

A. 1999年の921大地震以降に建設・改修されたホテルには改訂耐震基準が適用されており、安全性は高い水準にあります。2024年のM7.4花蓮地震でも、主要観光ホテルで大きな倒壊被害は報告されていません。ただし、築年数の古い建物を利用する際は耐震改修の有無を確認することをおすすめします。

Q. 台湾で地震情報をリアルタイムで確認するにはどうすればいいですか?

A. 台湾中央気象署の公式サイトやアプリで、震源・震度・津波情報をリアルタイムで確認できます。また、台湾では地震発生時に携帯電話へ緊急速報が自動配信されます。日本語情報は外務省の海外安全情報や日本台湾交流協会のウェブサイトでも確認できます。

Q. 地震の多い台湾に旅行する際、どんな保険に入ればいいですか?

A. 地震・自然災害による負傷・医療費・帰国費用が補償される海外旅行保険への加入を推奨します。クレジットカード付帯の保険は補償範囲が限定されることが多いため、旅行期間に合わせた単独の海外旅行保険も検討してください。補償内容を出発前に必ず確認しておくことが重要です。

Q. 台湾の花蓮や東部は地震が多く危険ですか?

A. 台湾東部(花蓮・台東)は確かにプレート境界に近く、地震活動が活発なエリアです。ただし、同エリアの観光施設は耐震対策が進んでおり、問題なく旅行できます。注意が必要なのは山岳地帯のトレッキングや渓谷観光で、地震後は落石や土砂崩れのリスクが高まります。地震後は当局の通行規制情報を必ず確認してください。

Q. 921大地震はいつ起きた地震ですか?

A. 1999年9月21日午前1時47分に発生したマグニチュード7.7の内陸直下型地震です。台湾中部・南投県集集鎮付近を震源とし、死者2,415人、重傷者1万1,305人、全壊家屋5万1,711棟という戦後台湾最大の災害となりました。この地震を機に台湾の防災体制が大きく変わりました。

Q. 台湾で大地震が起きた場合、日本人はどこに連絡すれば良いですか?

A. 日本台湾交流協会(台北事務所:+886-2-2713-8000、高雄事務所:+886-7-771-4008)に連絡してください。外務省の海外安全情報アプリ「たびレジ」にも登録しておくと、現地での安全情報が自動でメール配信されます。出発前に連絡先を控えておくことを強くおすすめします。

Q. 台湾旅行中、地震後に津波の危険はありますか?

A. 台湾東部の海岸付近で大規模な地震が発生した場合、津波のリスクがあります。海岸にいる場合は地震の揺れを感じた直後から高台へ避難することが必要です。台湾中央気象署は津波警報をリアルタイムで発令するため、警報が出たら速やかに海岸・低地から離れてください。

Q. 台湾の山岳エリアへのトレッキング中に地震が起きた場合はどうすればいいですか?

A. 落石が最大の危険です。揺れを感じたら、崖・斜面・渓谷から離れ、頭を守りながら平坦で開けた場所に移動します。揺れが収まった後も、余震による落石が続くリスクがあるため山道を急いで移動することは危険です。ガイドや現地スタッフの指示に従い、落石の危険が低下するまで安全な場所で待機します。

まとめ:台湾の地震リスクを正しく理解して旅に備えよう

台湾は地球上でも有数の地震多発地帯であり、大地震はいつ起きてもおかしくない環境にあります。

しかし同時に、台湾は921大地震の教訓をもとに耐震対策・防災体制を大幅に強化した国でもあります。

旅行者として最も大切なのは、地震を過度に恐れるのではなく、正しい知識と適切な準備を持って旅に臨むことです。

旅行前には緊急連絡先の確認・緊急アラートアプリの設定・海外旅行保険への加入を必ず済ませておきましょう。

現地では避難経路の確認とスマートフォンの充電維持を習慣にしてください。

万が一、地震が発生した場合は、低く構えて頭を守り、揺れが収まるまでその場で安全を確保することが基本です。

地震と共存してきた台湾と日本は、防災という面でも多くの共通点を持つ隣人です。

備えを整えた上で、台湾の豊かな食文化・歴史・自然を思い切り楽しんでください。

防災グッズの選び方や日常備えについてはこちら:防災と備えの教科書 防災ベーシック

Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

目次