台湾の新幹線(高鉄)外国人割引チケット完全ガイド【2026年最新】買い方・種類・乗り方まで徹底解説

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台湾の新幹線(高鉄)とは?まず基本を押さえよう

台湾旅行で複数の都市を効率よく回りたいとき、最も頼りになる交通手段が台湾高速鉄道(台湾高速鐡路・略称「高鉄」または「THSR」)です。日本では一般的に「台湾新幹線」と呼ばれており、車両が日本の700系新幹線をベースに開発された「700T型」であることもあり、車内に入れば日本の新幹線そのものと感じる方も少なくありません。

台湾新幹線は台湾の北端・南港駅から南端・左営駅(高雄)まで、台湾の西海岸沿いを最速約90分で結びます。台北・板橋・桃園・新竹・苗栗・台中・彰化・雲林・嘉義・台南・左営(高雄)の全12駅に停車し、主要な観光都市のほぼすべてをカバーしています。2007年1月の開業以来、台湾旅行者の南北移動の主役として定着し、現在も高い利用率を誇っています。

そして台湾新幹線には、日本人を含む外国人旅行者だけが使えるお得な割引制度があります。窓口で通常料金を支払って乗ると損をする場合があるほど、外国人向けの割引チケットはコスパが高く充実しています。この記事では2026年3月時点の最新情報をもとに、外国人割引の種類・料金・具体的な買い方・座席予約の手順・当日の乗り方まで、すべてをわかりやすくまとめます。

台湾新幹線の正規料金と日本円の目安

外国人割引のお得さを実感するために、まず正規料金(通常運賃)を確認しておきましょう。台湾新幹線の普通車両(標準車廂)には指定席と自由席があり、指定席の方がわずかに高く設定されています。ビジネス車両(商務車廂)は日本の新幹線のグリーン車に相当し、全席指定です。

代表的な区間の指定席通常料金(大人・標準車両)は以下の通りです(1台湾ドル≒5円で換算)。台北〜台中は700元(約3,500円)、台北〜台南は1,350元(約6,750円)、台北〜左営(高雄)は1,490元(約7,450円)が目安です。桃園空港のある桃園駅を起点とする場合は台北よりも若干安くなります。

日本の新幹線と比べるとかなりリーズナブルですが、それでも外国人向け割引チケットを使えばさらに大幅に節約できます。特に台北〜高雄の往復を考えると、正規料金なら2,980元(約14,900円)かかるところ、後述する3日乗り放題パス(2,200元)を使えば往復するだけで元が取れてしまう計算です。

外国人割引チケットの種類と概要

台湾新幹線には外国人旅行者向けに複数の割引チケットが用意されています。旅行のスタイル(1〜2回だけ乗る・複数都市を周遊する・グループ旅行など)によって最適なチケットが異なるため、それぞれの特徴をしっかり把握しておきましょう。

外国人限定片道割引チケット(15%オフ)

最も汎用性が高い外国人向け割引が、通常料金から15%引きで購入できる片道割引チケットです。台湾に短期滞在(180日以内)している外国人旅行者であれば誰でも対象となり、普通車両の指定席で全区間に適用されます。

台北〜左営(高雄)の場合、通常の指定席1,490元が1,265元(約6,325円)になります。225元(約1,125円)の節約です。1〜2回だけ新幹線を使う予定の旅行者や、1人旅の方にとっては最もシンプルでわかりやすい割引選択肢です。

ただし、この割引チケットは購入した翌日以降でないと使用できません。乗車当日に購入しても当日は利用できないため、出発前日までに購入を済ませておく必要があります。直前に購入を思い立った方は、駅の窓口・自動券売機で正規料金の通常券を購入することになります。

2名同時購入で1名無料キャンペーン(実質50%オフ)

2名以上のグループ旅行者にとって圧倒的にお得なのが、「1枚買うともう1枚無料(買一送一)」キャンペーンです。外国人観光客2名が同じ区間の片道チケットを同時購入すると1名分の料金が無料になるという内容で、実質50%オフの驚きの割引率です。

たとえば2人で台北〜左営(高雄)を移動する場合、通常なら2名で2,980元かかるところ、このキャンペーンを使えば1,490元(約7,450円)で2名分が賄えます。

ただし注意点があります。このキャンペーンの対象は到着駅が台中以南(台中・彰化・雲林・嘉義・台南・左営のいずれか)の区間に限定されています。台北〜新竹や台北〜台中のような比較的短距離の移動では適用されません。また数量限定のため、上限に達し次第終了します。KKdayまたはKlookから購入する形となっており、このキャンペーンは2026年3月31日まで延長が決定しています。

台湾高鉄3日パス(連続3日間乗り放題・2,200元)

複数都市を周遊する旅行者に最もおすすめなのが、連続する3日間、台湾新幹線の普通車両(指定席・自由席)が乗り放題になる「台湾高鉄3日パス(THSR 3-Day Pass)」です。料金は大人2,200元(約11,000円)、子ども(6歳以上12歳未満)は半額の1,100元です。

台北〜左営(高雄)の片道正規料金が1,490元ですから、高雄まで往復するだけで2,980元かかるところを2,200元で3日間乗り放題にできます。往復1回だけで元が取れてしまう計算であり、台中・台南・高雄と複数都市を3日間で巡る旅程なら何度往復してもこの1枚でカバーできます。

台北起点で3日間の旅程例として、初日は台北から高雄へ(1,490元相当)、2日目は高雄から台中へ(970元相当)、3日目は台中から台北へ(700元相当)という移動をすると、合計3,160元分の乗車が2,200元の1枚でカバーできることになります。移動が多ければ多いほど元が取れる仕組みです。

フレキシブル2日パス(7日間のうち任意の2日間乗り放題・2,500元)

連続した3日間は確保できないが、滞在中の好きな2日間だけ自由に使いたいという旅行者向けのプランが「フレキシブル2日パス(Flexible 2-Day Pass)」です。料金は大人2,500元(約12,500円)で、指定した7日間の枠の中から自由に2日間選んで使える柔軟性が特徴です。

料金だけを見ると3日パス(2,200元)より300元高く見えますが、特定の2日しか移動が必要ない旅程では実質的にコスパが上がる場合もあります。「週をまたいで旅行する」「特定の日だけ新幹線を使う」といったイレギュラーな旅程に対応しやすいのがこのパスの強みです。

台湾高鉄+台湾鉄道ジョイントパス(2,800元〜)

台湾新幹線と台湾鉄道(台鉄)の両方を使いたい旅行者向けの「特急5日ジョイントパス」もあります。高鉄は5日間のうち任意の2日間乗り放題、台湾鉄道は指定された列車が乗り放題というセット内容で、価格は2,800元〜(スタンダード・特急の種類により異なる)です。台湾東部(花蓮・台東など)への旅行と台湾西部の高鉄移動を組み合わせたい場合に特に有効です。花蓮の太魯閣渓谷や台東を訪れたい旅行者に向いています。

外国人割引チケットの対象者と注意事項

外国人割引チケット・周遊パスを利用するための資格条件は以下の通りです。まず、短期滞在(入国許可が180日以内)またはビザ免除で台湾に入国している外国人旅行者が対象となります。就学・就労・居留証を持っての長期在住者は対象外です。

次に重要なのが、台湾国籍のパスポートで入国した人は対象外である点です。二重国籍者(台湾籍+他国籍)の場合は、台湾以外のパスポートと有効な台湾入国スタンプを合わせて提示することで利用資格が判断されます。

また、乗車時にはチケット引換コード・パスポート・有効な台湾入国許可証(ビザ免除スタンプなど)が必要です。パスポートは乗車中も常に携帯してください。

外国人割引チケットの買い方:3つの購入ルート

購入ルート①:台湾高速鉄道公式サイト

台湾高速鉄道の公式ウェブサイト(thsrc.com.tw)は日本語表示に対応しており、日本人旅行者でも比較的スムーズに操作できます。周遊パス(THSR PASS)は公式サイトから直接購入可能で、決済はVisaやMastercard、JCB、American Expressなどのクレジットカードが使えます。

購入時にはパスポート番号・氏名・国籍・性別・生年月日・メールアドレスの入力が必要です。公式サイトでの購入には決済手数料として3%前後が別途かかるケースがあるため、日本円決済ができるKKdayやKlookの方が実質的に安くなることも多いです。

公式サイトで購入する主なメリットは、万が一トラブルが発生したときに台湾高速鉄道の窓口で直接サポートを受けやすい点です。返金・変更手続きも公式経由であれば窓口での対応が可能です。

購入ルート②:KKday(ケーケーデイ)

KKdayは台湾発の大手オンライン旅行予約プラットフォームで、台湾新幹線の外国人割引チケット・周遊パスをどちらも日本語・日本円で購入できます。公式サイトの手数料3%を避けられるため、実質的な支払額が安くなることが多いです。初回登録時のクーポンや台湾の飲食店クーポンとのセット購入など、追加特典も充実しています。

KKdayでの購入手順は以下の流れです。まずKKdayのサイトまたはアプリにアクセスし、台湾新幹線のチケットページを開きます。希望するチケットの種類(片道割引・周遊パスなど)と利用日・出発駅・到着駅を選択して「購入/予約」をクリックします。氏名・電話番号・メールアドレスなど必要事項を入力し、クレジットカードで決済すると、入力したメールアドレス宛に電子バウチャーが届きます。このバウチャーに記載されている「引換コード(Redeem Code)」が次のステップで必要になります。

KKdayの注意点として、チケットは購入日の翌日から使用可能となるため、乗車当日に購入しても当日は使えません。出発前日までに購入を済ませてください。

購入ルート③:Klook(クルック)

Klookは世界最大級のアクティビティ予約プラットフォームで、日本語・日本円での購入が可能です。台湾新幹線の外国人割引チケット・周遊パスいずれも取り扱っており、KKdayと料金はほぼ同水準です。Klookならではの特典として、チケット購入者に「スターバックスで1杯買うともう1杯無料」クーポンが付いてくるプランがあり(数量限定)、コーヒー好きの旅行者に人気です。また、初回利用者向けの割引クーポンを使えばさらに安く購入できます。

Klookでの購入手順はKKdayとほぼ同様です。Klookのアプリまたはサイトにログインして台湾高速鉄道のページを開き、チケット種類・日付・区間を選んで購入すると電子バウチャーが発行されます。バウチャーに記載された引換コードを次のステップで使用します。

座席予約の手順(公式サイト「Manage」から)

KKdayやKlookでチケットを購入した後、実際に乗りたい列車の座席を予約するには、台湾高速鉄道の公式サイトで「座席予約」の手続きが必要です。バウチャーを持っているだけでは列車に乗ることはできません。この手続きを忘れないようにしましょう。

座席予約の手順は以下の通りです。台湾高速鉄道の公式サイト(jp.thsrc.com.tw)にアクセスし、「Manage(管理)」メニューを選択します。「引換コード(Redeem Code)とパスポート番号でログイン」を選択し、バウチャーに記載されている引換コードとパスポート番号を入力します。ログイン後、カレンダーから乗車日を選択し、乗りたい出発駅・到着駅・時刻を選んで確定します。座席はシステムによってランダムに割り当てられ、車両や座席番号の指定はできません。予約が完了すると予約番号が発行されます。座席予約は乗車日の29日前から、出発時刻の1時間前まで行えます。

なお、周遊パス(3日パス・2日パス)の場合、最大5便分まで事前にオンライン予約が可能です。旅程が決まっているなら渡航前にすべての座席予約を済ませておくと、台湾滞在中の手間が省けます。

また、2025年11月10日以降のルール変更として、指定席券を持つ乗客が1時間以上早い列車に乗る場合は必ず乗車券の変更手続きが必要になりました。以前は直接改札を通れた柔軟な運用が廃止されたため、乗り遅れた際などは窓口での変更手続きが必要である点を頭に入れておきましょう。

チケットの引き換え(窓口で実券を受け取る)

電子バウチャーと座席予約が完了したら、乗車当日(または乗車前)に台湾新幹線の各駅窓口で実際の乗車券(現物チケット)に引き換える必要があります。引き換えには電子バウチャー(スマートフォンの画面表示でも可)・パスポート・台湾への有効な入国許可証(ビザ免除スタンプなど)が必要です。座席予約を行っている場合は予約番号も合わせて提示します。

台北駅のような主要駅は常に混雑しており、窓口に長い列ができることがあります。特に繁忙期(旧正月・連休・週末の朝夕)は混雑が激しくなるため、乗車時刻の1時間前を目安に余裕を持って駅に到着することを強くおすすめします。

引き換えカウンターは「當日票・預售票(当日券・前売り券)」の窓口です。チケットを受け取ったらパスポートや予約内容と照合して、区間・乗車日・氏名が正しいか確認しましょう。なお、一度窓口でチケットを受け取った後は、それ以降の変更・キャンセルはすべて窓口でのみ対応可能となり、オンラインでの手続きは一切できなくなります。

早割チケット(アーリーバード割引)という選択肢もある

外国人向けの割引とは別に、台湾人も使える早割チケット(アーリーバード割引)という制度も存在します。乗車日の29日前から5日前の期間・数量限定で販売され、割引率は10%・20%・35%の3種類です。特に35%割引のチケットは早朝・深夜など利用者が少ない時間帯の列車に限定されていますが、割引率は非常に高くなります。

台北〜高雄の通常料金1,490元が最大35%引きの965元(約4,825円)になる計算ですから、旅行日程が早めに確定できる方は外国人専用割引との比較検討をする価値があります。ただし台湾人も購入対象となるため競争率が高く、特に人気時間帯のチケットはすぐ売り切れることが多いです。早割は台湾高速鉄道の公式サイトから購入できます。

台湾新幹線の乗り方:当日の流れ

駅構内での案内

台湾新幹線の主要駅(台北・台中・台南・左営など)では、日本語・英語・中国語の案内表示が整備されており、初めての旅行者でも迷いにくい環境が整っています。台北駅はMRTとも接続する大型ターミナルですが、「高鉄(THSR)」の表示に従って進めば改札まで誘導されます。

改札での操作

改札では受け取った乗車券をタッチするか、QRコードをかざして入場します。周遊パスの場合はパスとパスポートを改札係員に提示して通過します。2025年11月10日以降は指定席より早い列車への乗り換えは改札から直接はできなくなったため、時間が変わる場合は窓口で変更手続きを行ってください。

列車内と車両について

台湾新幹線の車内は日本の新幹線そのものといった雰囲気です。普通車両(標準車廂)の指定席は2+3配列、自由席は座席が空いていれば自由に座れます。ビジネス車両(商務車廂)は1+2配列でゆったりしたシートが並ぶグリーン車相当ですが、外国人向けの周遊パスではビジネス車両は利用できません。

車内には荷物棚のほか、各車両の端部に大型荷物置き場が設けられています。荷物は1個あたりの最長辺が150cm、または縦横高さの合計が220cm以内、重量40kg以下が持ち込み可能サイズの目安です。スーツケースを持ち込む場合は、混雑時間帯は荷物置き場が先に埋まることもあるため、早めに乗車して確保するとよいでしょう。

どのチケットを選ぶべき?旅行スタイル別おすすめ

ここまで紹介した外国人割引チケットのうち、自分の旅行スタイルにはどれが向いているかを整理します。

まず1人旅で1〜2回だけ新幹線を使う予定の方には、片道15%オフの外国人割引チケットが最もシンプルでおすすめです。手続きも比較的シンプルで、KKdayまたはKlookから購入できます。

2名以上のグループで台中・台南・高雄方面に行く方には「2名で1名無料」キャンペーンが圧倒的にお得です。実質50%オフという割引率は他の選択肢を大きく上回ります。ただし数量限定のため早めの購入が重要です。

台北・台中・台南・高雄など3都市以上を3〜4泊で周遊する方には3日パス(2,200元)が最適です。台北〜高雄の往復だけで元が取れるため、移動が多い旅程ほど節約効果が大きくなります。

旅程の一部だけ新幹線を使いたい方・週をまたいで旅行する方にはフレキシブル2日パス(2,500元)が向いています。7日間の枠の中で好きな2日間だけ使えるため、スケジュールの融通が利きます。

台湾東部(花蓮・台東)も訪れる予定がある方には台湾高鉄+台鉄のジョイントパスが便利です。台湾新幹線が走っていない東部エリアへのアクセスも1枚でカバーできます。

まとめ:台湾新幹線の外国人割引は使わなければ損

台湾の新幹線(高鉄)の外国人割引チケットは、旅行スタイルに合ったものを選べば移動費を大幅に節約できる非常に充実した制度です。2026年3月31日まで延長が決定している「2名で1名無料」キャンペーンをはじめ、15%オフの片道割引、3日乗り放題パスなど、選択肢が豊富な点も台湾旅行者にとってうれしいポイントです。

購入方法はKKday・Klook・公式サイトの3ルートがあり、日本円決済の手軽さではKKdayとKlookが優れています。購入後は公式サイトで座席予約を行い、当日駅窓口でチケットを引き換えるという流れを頭に入れておけば、スムーズに乗車できます。チケットは前日までに購入を済ませるという点だけ忘れないようにしましょう。

台湾新幹線を使いこなせれば、台北だけに留まらず台南の歴史街道や高雄の港町、台中の夜市や阿里山、日月潭まで、台湾全土を1度の旅行で効率よく楽しめるようになります。外国人割引チケットをしっかり活用して、充実した台湾旅行を実現してください。

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