台湾にパチンコはある?違法との噂の真相を徹底解説【2025年最新版】
日本では「娯楽」として広く認知されているパチンコ。しかし、海外に目を向けてみると、パチンコの存在そのものが不明瞭な国も少なくありません。
特に台湾においては、「台湾 パチンコ 違法」というキーワードがネット検索で多く見られることからも、多くの人が「台湾にパチンコ店はあるのか?」「違法なのか?」と疑問を抱いています。
この記事では、台湾におけるパチンコの実態、関連法規、代替的なギャンブル施設などを包括的に解説し、台湾への旅行者や移住者が安心して現地を訪れるための情報をお届けします。
■ 台湾にパチンコ店は存在するのか?
結論から言うと、台湾には日本式のパチンコ店は存在しません。台湾国内をくまなく探しても、日本のようなパチンコホールは見つかりません。
理由は明確で、台湾ではパチンコは法律上「賭博」と見なされ、禁止対象となっているためです。
過去には存在した「パチスロ風ゲーム機」
実は1990年代から2000年代初頭にかけて、台湾では「スロットマシン型ゲーム機」や「メダルゲーム」などが一部のゲームセンターや違法施設で稼働していた時期がありました。
これらの多くは「娯楽」として表向きは運営されていましたが、実際には景品交換所が裏で存在するなど、日本のパチンコに酷似した構造を持っていたため、次第に摘発の対象となっていきました。
現在では、パチンコ・パチスロに類似する施設や店舗は事実上根絶されています。
■ 台湾の法律におけるギャンブル規制とは?
賭博に関する台湾の法律
台湾では「刑法第266条」により、現金や現物を賭けてのギャンブルは原則として違法と定められています。
例外として許可されているのは以下のような活動です:
- 政府公認の宝くじ(公益彩券)
- 一部のスポーツくじ(運動彩券)
これ以外の形態、たとえば私設の賭博場、現金が関与するカジノ、非公認のオンラインベッティングなどは、違法行為と見なされ、処罰の対象になります。
パチンコがなぜ「違法」と見なされるのか
日本ではパチンコは「遊技」とされ、直接的な換金を禁止していますが、三店方式と呼ばれるシステムによって、間接的に換金が可能となっています。
しかし、台湾ではこのような仕組みが法律的に認められておらず、景品を換金する仕組み=賭博とみなされるため、パチンコ店の運営そのものが違法行為とされてしまうのです。
■ 台湾における合法的なギャンブルとその代替施設
合法なギャンブル施設は存在する?
台湾では陸上カジノや民間による賭博施設は全面禁止されています。よって、マカオのようなカジノは存在しません。
しかし、政府が運営する「公益彩券(宝くじ)」や「スポーツくじ」は合法とされており、多くの市民に親しまれています。
アミューズメント施設での「疑似ギャンブル」
一部のゲームセンターでは、日本のメダルゲーム機やクレーンゲームが設置されており、これらは賭博とはみなされていません。ただし、換金を行った時点で違法とされるため、ゲームセンターの運営者は非常に慎重です。
クレーンゲーム景品の高額化(iPhoneや金券など)が問題視され、2022年には一部の機械が摘発されるなどの事例もありました。
■ 違法パチンコ店の摘発事例
近年、台中や台南などの都市部で「裏カジノ」や「密室パチスロ店」が摘発されるニュースが報道されています。
これらの店舗は看板も出さず、倉庫や住宅の一室を改装して運営されているケースが多く、完全な違法施設です。多くの場合、警察によって摘発・閉鎖され、運営者は賭博罪で起訴されています。
日本人観光客が違法施設を利用すると?
台湾の法律は外国人に対しても適用されます。もし観光客が違法施設を利用した場合、現地警察に拘束されたり、罰金刑・拘留・国外退去などの処分を受ける可能性があります。
興味本位でも、現地での違法ギャンブルへの参加は絶対に避けるべきです。
■ 台湾ではギャンブルより「夜市」や「マッサージ」が人気
台湾では日本のようなパチンコ文化が存在しない代わりに、夜市(ナイトマーケット)やマッサージ、カラオケ、温泉施設など、健全で楽しい娯楽が数多くあります。
観光客におすすめの娯楽スポット
- 士林夜市(台北):食べ歩きの定番
- 六合夜市(高雄):シーフードが人気
- 北投温泉