「台湾に行きたいけど、できるだけ安く行きたい」という方にとって、LCC(格安航空会社)の活用は最も有効な手段のひとつです。
しかし同じLCCでも、時期・曜日・予約タイミングによって料金が2倍以上変わることがあります。
「安い時期に予約したつもりが、思ったほど安くなかった」という経験をした方もいるのではないでしょうか。
この記事では、毎月台湾に出張している筆者の実体験をもとに、台湾行きLCCが安い時期・高い時期・最安値で予約するためのコツを徹底解説します。
旅行の計画を立てる前にぜひ読んでいただき、航空券代を最大限に節約してください。
台湾行きLCCの主要航空会社一覧
まず、日本から台湾(台北・桃園)へ運航している主なLCCを確認しておきましょう。
- ピーチ・アビエーション(Peach):成田・関西・札幌・福岡・那覇など多数の空港から台湾桃園国際空港へ運航。日本のLCCの中では最多路線数を誇る
- タイガーエア台湾(Tigerair Taiwan):台湾系LCC。成田・関西・中部・福岡・那覇などから運航。台湾拠点のため帰省需要が強く競争力のある価格設定が多い
- スクート(Scoot):シンガポール系LCC。成田・関西から台湾桃園を経由してシンガポールへ向かう路線があり、台湾で途中降機も可能
- エアアジアX(AirAsia X):路線によっては台湾経由便がある。LCC系列で価格競争力が高い
- ジェットスター・ジャパン(Jetstar Japan):成田・関西などから台湾桃園へ運航。セール時の価格が特に安くなりやすい
これらのLCCはそれぞれ運賃体系・燃油サーチャージ・受託手荷物の有無などが異なります。
単純に表示価格だけで比較するのではなく、手荷物料金・座席指定料金を含めたトータルコストで比較することが重要です。
台湾行きLCCが安い時期【閑散期カレンダー】
台湾行きLCCの料金は需要と供給によって変動します。
旅行者が少ない閑散期は価格が下がりやすく、逆に旅行者が集中するシーズンや連休時は価格が跳ね上がります。
以下に月別の料金傾向を整理します。
安い時期(閑散期)
- 1月下旬〜2月上旬(正月明け〜春節前後を除く):年明け直後は需要が落ち着き、LCCの価格が下がりやすいです。ただし春節(旧正月)の時期は台湾・中国の旅行者が増えるため、春節前後の数日間は価格が高騰します
- 3月(春休み前後を除く):春休み直前〜直後の平日は比較的安く取れる時期です。桜シーズンの国内旅行需要が高まる反面、台湾行きの需要は落ち着いている週もあります
- 6月上旬〜中旬(梅雨シーズン):梅雨時期は旅行者が減るため、航空券の価格が下がりやすいです。台湾は元々雨が多い気候のため、現地では大きな影響はありませんが、旅行者心理的に敬遠されやすい時期です
- 9月下旬〜10月上旬(シルバーウィーク明け〜台風シーズン末期):シルバーウィーク後は旅行需要が落ち着き、台風シーズン末期のため旅行者が減ります。台風リスクがある時期ですが、旅行保険に加入していれば安心して旅行できます
- 11月(祝日なし):11月は日本の祝日が少なく、旅行需要が低い月です。台湾の気候も秋晴れが多く過ごしやすい時期であるにもかかわらず、航空券が安くなりやすい穴場のシーズンです
高い時期(繁忙期)
- 年末年始(12月下旬〜1月上旬):国内外問わず旅行需要が最も高まる時期。LCCの価格も年間で最高水準になることが多い
- 春節(旧正月)前後・2月上旬〜中旬:台湾・中国・東南アジアの旅行者が帰省・旅行で移動する時期。日本からの旅行者と重なり需要が急増する
- ゴールデンウィーク(4月下旬〜5月上旬):日本最大の連休のため、海外旅行需要が爆発的に増加。台湾は近距離で人気が高いため特に価格が高騰しやすい
- 夏休みシーズン(7月下旬〜8月):学生・ファミリー層の旅行需要が集中する。早めに予約しないと希望の便が埋まることもある
- シルバーウィーク(9月中旬):秋の大型連休。近年はシルバーウィークの台湾旅行人気が高まっており、価格が上昇しやすい
台湾行きLCCが安い曜日と便
時期だけでなく、曜日や時間帯によっても価格に差が出ます。
安い曜日の傾向
一般的に、旅行需要が低い平日(特に火曜日・水曜日)の便は価格が低めに設定されることが多いです。
土曜日・日曜日・祝日前後は需要が高まるため、同じ航空会社・同じ路線でも価格が高くなる傾向があります。
週末を挟まない「火〜木曜日出発・火〜木曜日帰国」というスケジュールは、社会人には難しい場合もありますが、日程調整が可能であれば大幅にコストを抑えられます。
安い時間帯・便の傾向
早朝便(深夜〜早朝発)や深夜便は需要が低いため、価格が抑えられているケースがあります。
LCCは特にこの傾向が強く、ピーチ・ジェットスターでは早朝4〜6時台の便が日中の便より大幅に安い場合があります。
体力的な負担と費用を天秤にかけながら、うまく活用してみてください。
台湾行きLCCを最安値で取るための予約タイミング
「いつ予約するか」は「いつ飛ぶか」と同じくらい重要です。
早期予約が基本
LCCは基本的に早く予約するほど安いという仕組みになっています。
席数が限られており、残り席数が減るにつれて価格が上がっていく仕組みのため、希望の日程が決まったら早めに予約するのが鉄則です。
閑散期であれば1〜2ヶ月前でも安い価格が残っていることがありますが、繁忙期(GW・夏休み・年末年始)は3〜6ヶ月前に予約しないと希望の価格・便が取れないことが多いです。
セール・タイムセールを狙う
ピーチ・ジェットスター・タイガーエアなどのLCCは定期的にセールを開催しています。
セール時は通常価格の半額以下になることもあり、タイミングが合えば非常にお得に予約できます。
各航空会社のメールマガジンに登録しておくか、公式SNS(X・Instagram)をフォローしておくと、セール情報をいち早く入手できます。
また「スカイスキャナー」「エアトリ」「Googleフライト」などの航空券比較サイトでアラート設定をしておくと、価格が下がったタイミングで通知を受け取ることができます。
直前予約はリスクが高い
「直前になると空席が増えて安くなる」というイメージを持っている方がいますが、LCCの場合はこれが当てはまらないことがほとんどです。
LCCは直前になっても値下げせず、むしろ残り席数が少なくなると価格が上がる仕組みになっています。
直前予約に賭けるのは非常にリスクが高いため、日程が決まったら早めに予約することをおすすめします。
台湾行きLCC航空券を安く取るための比較・検索方法
最安値を確実に見つけるためには、複数の方法で価格を比較することが重要です。
航空券比較サイトを使う
以下の比較サイトを活用することで、複数のLCCの価格を一括で比較できます。
- Googleフライト:価格カレンダー機能で月単位の最安値日を一覧で確認できる。日程が柔軟な方に特に便利
- スカイスキャナー(Skyscanner):複数の航空会社・OTAの価格を横断比較できる。「最安月」検索機能でいつが安いかを確認できる
- エアトリ:国内最大級の航空券・旅行比較サービス。LCCも含めた検索に対応
- トリップアドバイザー・トリップドットコム(Trip.com):国際的な比較サイト。LCCの価格もカバーしている
ただし、比較サイト経由で予約すると手数料が上乗せされる場合があります。
比較サイトで最安値を確認したうえで、公式サイトから直接予約した方が安くなるケースも多いため、必ず公式サイトの価格と照合してください。
公式サイトで直接予約する
LCC各社の公式サイトで直接予約するメリットは以下の通りです。
- 比較サイトの手数料がかからない
- セール価格がリアルタイムで確認できる
- 座席指定・手荷物オプションを同時に選択できる
- フライト変更・キャンセルなどのサポートを直接受けられる
特にピーチは公式アプリからの予約でアプリ限定割引が適用されることがあるため、アプリのインストールをおすすめします。
LCC利用時に注意したい追加料金
LCCの表示価格は「基本運賃のみ」であることがほとんどです。
以下の追加料金を含めたトータルコストで比較しないと、結果的に割高になることがあります。
受託手荷物(預け荷物)料金
LCCの多くは機内持ち込みのみを基本運賃に含めており、スーツケースなどを預ける場合は別途料金が発生します。
この料金は航空会社・路線・重量によって異なりますが、片道1,500〜4,000円程度かかることが多いです。
台湾旅行では帰りにお土産が増えることも考慮して、往復分の預け荷物料金をあらかじめ計算に含めておきましょう。
座席指定料金
LCCでは座席の指定に別途料金がかかるケースが多いです。
友人・カップル・家族旅行で隣同士に座りたい場合は、座席指定料金も予算に含める必要があります。
座席指定をしない場合でも自動的に座席は割り当てられますが、必ずしも希望の場所になるとは限りません。
食事・飲み物料金
LCCでは機内食は基本的に有料です。
台湾〜日本間のフライト時間は3〜4時間程度のため、機内食が不要であれば空港やコンビニで事前に食べ物・飲み物を用意しておくとコストを抑えられます。
空港使用料・燃油サーチャージ
「航空券1円」などの極端な広告価格には、空港使用料・燃油サーチャージが含まれていない場合があります。
これらは最終的な支払い画面で加算されるため、最終確定金額を必ず確認してから予約してください。
LCC利用時の注意点とデメリット
LCCを利用するメリットは価格の安さですが、以下のデメリットも理解したうえで利用することが重要です。
- 遅延・欠航リスク:LCCは機材の共用・乗り継ぎ旅程の厳しさから、遅延・欠航が大手航空会社より多い傾向があります。重要なビジネス渡航や乗り継ぎが必要な旅程では注意が必要です
- フライト変更・キャンセルの手数料が高い:LCCはキャンセル・変更の手数料が高く、場合によっては航空券代全額が戻ってこないこともあります。旅行保険への加入と条件確認を忘れずに
- 発着空港が遠い場合がある:LCCは成田空港発着が多く、都心から成田空港までのアクセス費用・時間もトータルコストに含める必要があります
- 座席が狭い:LCCの座席はフルサービス航空会社より狭いことが多いです。3〜4時間のフライトでは大きな問題にはなりませんが、窓側・通路側の希望がある場合は座席指定をおすすめします
台湾旅行をさらに安くする裏ワザ
LCCの航空券を安く取るだけでなく、以下の方法を組み合わせることで旅行全体のコストをさらに抑えることができます。
マイル・ポイントを活用する
クレジットカードの海外旅行ポイントやマイルを活用すると、実質的な旅行コストを大幅に抑えられます。
LCCはマイルプログラムに対応していないことが多いですが、クレジットカード決済でポイントを貯め、次回の旅行費用に充当することは可能です。
ホテルもLCCと組み合わせてパッケージ予約する
LCCとホテルをセットで予約する「ダイナミックパッケージ」を活用すると、個別に予約するより安くなるケースがあります。
ピーチはホテルとのセット予約サービスを提供しており、旅行全体のコストを一括で比較・節約できます。
早朝・深夜便を選ぶ
先述の通り、早朝・深夜便はLCCでも価格が低めに設定されていることが多いです。
成田空港周辺の空港ホテルに前泊するか、始発電車で向かうことで早朝便を利用できます。
深夜便の場合は現地到着が翌早朝になるため、空港近くのホテルに1泊分確保しておくとスムーズです。
よくある質問
Q. 台湾行きLCCで最も安い航空会社はどこですか?
一概にどこが最安とは言い切れません。
時期・路線・予約タイミング・出発空港によって最安値の航空会社は変わります。
スカイスキャナーやGoogleフライトで希望の日程を検索し、その時点での最安値を比較するのが最も確実な方法です。
筆者の経験では、タイガーエア台湾がセール時に非常に安くなることが多く、片道6,000〜8,000円台(手荷物・諸税込)で取れることもあります。
Q. ゴールデンウィークに台湾に行くには何ヶ月前に予約すればいいですか?
ゴールデンウィーク・夏休み・年末年始などの繁忙期は、3〜6ヶ月前の予約を目安にしてください。
特にゴールデンウィークは国内旅行需要も高いため、早ければ早いほど選択肢が広がります。
希望の日程・便が決まったらすぐに予約することをおすすめします。
Q. 台湾行きLCCのセールはいつ頃開催されますか?
各社によって異なりますが、以下のタイミングでセールが実施されることが多いです。
- 年始(1月):新年セール
- 春(3〜4月):春のセール
- 夏(7〜8月):夏のセール(次の閑散期向けの早期割引が多い)
- 秋(10〜11月):年末年始の先行セール
- 不定期:アニバーサリーセール・フラッシュセールなど
セール情報を確実に入手するために、各航空会社のメールマガジン登録と公式SNSのフォローを強くおすすめします。
Q. 台湾行きLCCで手荷物を預ける場合、いくらかかりますか?
航空会社・予約タイミング・重量によって異なりますが、おおよその目安は以下の通りです。
- ピーチ:15kgで片道1,500〜3,000円程度(予約時に追加すると安い)
- ジェットスター:15kgで片道2,500〜4,000円程度
- タイガーエア台湾:20kgで片道2,000〜4,000円程度
これらの料金は航空券購入時にまとめて追加する方が、当日空港で追加するより安くなる場合がほとんどです。
必要な重量を事前に見積もったうえで、予約時に追加しておくことをおすすめします。
Q. 台湾旅行でLCCと大手航空会社どちらを選ぶべきですか?
目的と優先度によって使い分けるのがベストです。
価格を最優先にするならLCC一択ですが、以下のような場合は大手航空会社(チャイナエアライン・エバー航空・JAL・ANAなど)の方が適しています。
- マイルを積算したい場合
- フライト変更・キャンセルの可能性がある場合
- ビジネスクラス・プレミアムエコノミーを利用したい場合
- 乗り継ぎ旅程が含まれる場合
- 預け荷物が多く、重量超過が不安な場合
大手とLCCの価格差が1〜2万円以内であれば、サービス・快適さ・柔軟性の観点から大手を選ぶ価値がある場合も多いです。
まとめ
台湾行きLCCを安く利用するための重要なポイントをまとめます。
- 閑散期(11月・6月上旬・1月下旬など)は価格が下がりやすい
- 繁忙期(GW・夏休み・年末年始・春節)は早めの予約が必須
- 火〜木曜日出発・早朝・深夜便は価格が低い傾向がある
- 早期予約・セール活用が最安値を取る最大のコツ
- Googleフライト・スカイスキャナーで価格カレンダーを確認する
- 手荷物・座席指定料金を含めたトータルコストで比較する
- 最終確認は必ず各航空会社の公式サイトで行う
航空券代を賢く節約して、浮いた分を現地グルメやお土産に使うのが台湾旅行を最大限に楽しむコツです。
ぜひこの記事を参考に、お得な台湾旅行を実現してください。